ケッチャク-26
「あ ぁ ひぅ ぁ」
「うくぅ」
ビクビクと痙攣し収縮を繰り返すパルの中は、全てを搾る取るような勢いなのだが……。
「……ぅ?」
いつものように射精が無理矢理続く感じが無く、テオは戸惑い混じりに目を開ける。
「パル?」
パルはテオの腕の中で荒い呼吸をしながらぐったりしていた。
「はぁ はぁ……気持ち良すぎて……食べ損ねたぁ〜」
「ふぅん……成る程……それなら喰われねぇのか」
テオはにやあっと笑ってぐるりと身体を回す。
「ふにや?!」
「食事はたっぷり鳴いた後でな?」
テオの真紅の目が獰猛に光る。
その獰猛な目を向けられるのに喜びを感じたパルは、食べられる側の気持ちが何となく分かった。
「お腹空いてるのにぃ〜」
「好物は最後までとっとけ」
これならたっぷり愛してやれる、とテオは笑顔のままキスをする。
無駄な射精は勿体無い気もするが、テオに愛されるのは心も身体も満たされる。
最終的にはお腹も満たされる。
「いっぱい気持ち良くしてね♪」
「任せろ」
その後たっぷり愛され、たっぷり鳴いたパルは、最後にたっぷりの『精』も貰い、大満足の夜となった。
‥To be continued‥