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アネクメネ・オアシス
【ファンタジー 官能小説】

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ケッチャク-23


「だぁめ。今日はアタシがスルの♪」

 パルはそう言うと長い舌でテオの臍の上から胸元まで舐め上げた。

「っ!?」

 ヒクリと身体が震えたテオの隙を付いて、パルが胸の突起を弄ってくる。

「っぁ」

「ンフ〜♪気持ち良くしてあげるね?」

 パルはそう言うと、胸の谷間からガラス製のボトルを取り出した。

「な……んだ?ソレ?」

「ローション♪アタシ多分濡れれ無いから貰ってきた♪」

 中身を吸われ過ぎて身体全体に水分が足りないカッサカサなパルでは、愛液も満足に分泌出来ない。
 その状態で挿入なんかしたら痛いだけなので、ちゃんと準備しておいたのだ。

「しかも、リュディの特別製だよ♪」

 ニヤリと口角を上げたパルが、親指を使ってきゅるっと瓶の蓋を飛ばす。
 何となく飛んでいく蓋を目で追ったテオの耳に、コンと蓋の落ちる音が耳に届いた時、傾けた瓶からトロリと粘質な液体が流れ出た。

「い゛っ?!」

 それは肌に触れた瞬間、じんわりと熱を持つ。

「あっ……つ」

 いったい何を調合したのか分からないが、明らかに媚薬が含まれている。
 魔物に対する耐性を持っているテオだったが、普通の薬は普通に効くのだ。
 肌を流れる液体の熱さに次第に呼吸が速くなっていった。

「は くっ ぁ」

 勝手に潤んでいく視界の先では、パルが鼻歌を唄いながら瓶の中身を手に取っていた。

にゅる

「ふうっぁ」

 その手で肉棒を握られたもんだから堪らない。
 そのまま、にちゃにちゃといやらしい音を立てて扱かれたら益々堪らない。

「パ ル 」

 パルを止めようと腕を伸ばすも、尻尾が両手をひとくくりにして頭上に押さえつけた。
 完全に犯される状況にテオは内心歯噛みする。
 だが、身体は思うように動かないし……だったら楽しむしかないか……と思い、テオは力を抜いた。

「ふふ♪」

 パルは嬉しそうに笑うと、自分の秘裂にもローションを塗り込む。
 そして、腰を少し上げて位置を調整すると、ゆっくりと挿入してきた。

ずちゅ

「あ゛っ」

「ぅうん」

 ローションが足りなかったのか、パルは顔をしかめて呻き、テオも少しザリッとした感触に眉を寄せる。



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