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好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

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愛しているからこそ…ツライ-5

即席で創った指輪、いやそれに似たリングを帰りぎわの際にも付け、ご機嫌に(というか
普段の彼女はそんな感じだが)腕を振り、僕はそんな彼女の後ろ姿を見つめ。

そして別れ道の所で、彼女といつもの様に「また明日!」と元気な声で別れ去っていく。

その姿は先ほどと何も変わらず、僕の大好きな彼女の姿だ。


また明日、かぁ

花畑を見ている時、彼女が行った言葉


この先、ずっとずぅーーと一緒だよ…と。


その言葉はとても嬉しくそしてとても重く圧し掛かる様に僕を絶望に叩きつける言葉だ


僕はこの先、彼女と共にずっとは暮らせない

何故ならば、僕は

僕が、大人になる頃には、僕はこの世には居ないのだから


小学校の頃からの親しい担当医から聞いた、残酷な自身の病の話を思い返す

嫌だ

死にたくない

彼女ともっと居たい

お婆ちゃんお爺ちゃんになるまでずっとずぅーーとあの笑顔を見続けたい

神様、どうして


僕は彼女の去った冷たいアスファルトにしゃがみ込みつい涙が抑えきれないで居た。


次回、1話へ続く。


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