悪魔の微笑-5
その隣の部屋に宿泊する客は女性だった。シャワーを浴び部屋に戻ると隣の部屋から聞こえてくる会話に耳を傾けた。
「隣、カップルかな…。いや、ナンパ?何か怪しい声が聞こえる…。」
胸を踊らせた。その女性とはシャワーを浴びてからたっぷりとオナニーしようと考えていた、そう、若菜だった。奇しくも矢沢と田口が隣同士になったのは偶然だったのか、それとも田口が仕込んだ事なのかは分からない。若菜にとって重要な人物の声に興奮してオナニーする事になるとは思いもしなかった。謎の女、リョーとは亮子の事だったからだ。しかしそのような事など知る由もない若菜は亮子のいやらしい言葉で興奮させられてしまうのであった。
(や、やだ…女の人、いやらしい…!おチンポとか、お、お、オマ…とか…!ヤダァ…)
AVを観ているようだった。声から頭の中で妄想させると物凄くいやらしい女が男を快楽に導こうとする姿が浮かんで来る。若菜は股間を弄らずにはいられなくなった。しかも反対側の隣の部屋では石山が連夜のデリヘル遊びをしていた。もう若菜は頭がおかしくなりそうなぐらいに悶々としてしまう。
「凄い…さっきセックスしたばかりなのにもうこんなに…。」
「ハァハァ…だって、亮子ちゃんが焦らすから…。は、早くチンポの先を舐めてくれ…!せめて亀頭の裏の筋が集まったとこだけでも…」
「どうしようかなぁ…」
「ああ…そんな美人が玉を…」
壁に耳を当てて聞いていた若菜。
(た、玉…。お稲荷さんを舐めてる感じかな…)
皺くしゃな袋を丁寧にペロペロ舐めている女を想像する。
「ここ、味があって美味しいです…。ンフッ」
「そんなムレムレの所を…」
「あとさっき私のオマンコに入ったから私のオマンコの味もする…」
「ハァハァ…自分の味はどんな味?」
「…男の人ってどうしてこんなに臭くて美味しくない所を嬉しそうにペロペロ舐めるだろう…」
「男からしたら美味しいんだよ…。何とも言えない卑猥な味が癖になるんだよ。ああ、早く亮子ちゃんのオマンコ舐めたいよ…。」
「おチンポをもう少し気持ちよくしたら、ね?」
「うはっ!」
喜ぶ矢沢。
(エッチ…!この女の人、相当エッチ!)
顔が火照ってきた。もう濡れている。滑りが良くなった指先でクリトリスをゆっくりと撫でる。
「ぁぁン…」
ビクッと体が反応する。隣の部屋の妄想を思い浮かべながら若菜は体を熱くしていく。
「もうビンビン…。今すぐにでも出ちゃいそう…。ドピュって…。」
「は、早く亀を…」
「え〜?もうですかぁ…?」
玉袋を舐めながら小悪魔的笑みを浮かべる。
「早く…!」
矢沢我慢出来なくなりペニスを握り亮子の唇に押し付ける。
「あん…強引なんですから…」
「た、頼む…早く!!」
「ンフッ」
亮子はニコッと笑いながら唇を開いた。