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LADY GUN
【推理 推理小説】

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悪魔の微笑-1

 いなぎ市の繁華街の中のある居酒屋。原発復旧作業で働く作業員達で賑わっている。
 「なぁ、これからソープ行かないか?俺もう溜まっちゃってさぁ!」
 「俺はいいよ。てか無理。」
 「お前が愛妻家なのは分かるけど、たまには違う女に溺れる事も必要だぜ?」
 「そ、そうかな?たまにはいいかな?」
 「いいに決まってるよ!」
 「だ、だよな。たまには…♪」
4人のグループが盛り上がっていた。その中の愛妻家は矢沢であった。どこへ行くかワイワイ騒いでいると隣のテーブルに座っていた女性4人組が話しかけてきた。
 「あの…」
びっくりする男性陣。
 「な、何でしょうか?」
女性は周りを気にしながら小声で話した。
 「私達、今日泊まる所がないんです。一緒にホテルに泊まっていただけませんか…?」
 「えっ?」
いきなりの話に戸惑う。 
 「今、風俗に行く話が聞こえたので…。風俗代払う代わりにホテル代払っていただければ私達、同じような事させていただきますので…。」
男達は顔を見合わせる。不審に思いながらも相当酔っている。しかも女性4人とも全員モデル並みに可愛い。不審感はスケベ心にあっさりと消し去られてしまう。目の前には美味しそうな素人ギャルがお持ち帰りを待っているのに見逃す手はない。
 「神になってやろうぜ!!」
その意見で一致した。矢沢以外は。
 「取り敢えず飲もうか♪」
 「は〜い♪」
 「乾杯ぁい!」
ノリのいいギャル達にテンションが上がりまくる。矢沢も酒の席だけならいいかとギャルとの時間を楽しむ。
 「陽子ちゃんに知佳ちゃんに里美ちゃんに亮子ちゃんか♪可愛いねぇ、みんな♪」
従来、女好きな矢沢は一番盛り上がる。
 「みんな気をつけろ!矢沢に近付くと速攻妊娠させられちゃうぞ!」
同僚が冷やかす。
 「え〜?どうしてですか〜?」
 「だってさぁ、こいつテレビで見た事ない?子供が10人いるマンモスダディだぜ!?」
テレビに出るぐらいなかなか有名人だ。
 「あ〜!知ってるぅ!奥さん果歩さんて言うんですよねぇ?あの超美人の!」
 「きゃ〜!本物!?凄ごぉい!」
場は一気に盛り上がる。酒も進みそろそろいい時間になってきた。陽子も知佳も里美も亮子もみんなS級美女だ。中でも亮子はスタイルも良く胸も大きい。その亮子は途中から矢沢の脇に座りさりげなくボディタッチをしてきたり腕に抱きつき胸をグイグイ押し付けてきていた。酒飲みで帰るだけのつもりだったがあまりの誘惑に亮子との夜を妄想し始めてしまったのであった。


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