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星の海辺で
【その他 官能小説】

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星の海辺で-1

私は軽くおじぎをして俯いたまま車に乗り込んだ。
「えっと…こんな時はなんて話せばいいんだろ。」
困ったように運転席の男性は言う。
「私もわかんないよ!初めてだもん…!」
私は緊張と恥ずかしさでこう答えることで精一杯だった。

出会いは一時間半前。某出会い系サイト。
私は今夜一人になりたくなくて…それだけの理由で一夜限りの相手を探していた。
【ドライブ行こ!】
彼の書き込みはこんな感じだった。いかにもヤリたいだけ、という雰囲気が漂っていた。
都合がよかった。
私は【エッチしよ☆】とメールを送った。最初はさすがに話がうますぎると警戒されたが電話で話した途端に「実は俺もヤリたかったんだ♪」なんて。
男はエッチしてあげれば優しくしてくれるんだ、私はそう思っていた。


「俺、三対三とかで会ったことはあるけど…二人きりって初めてなんだ。」
隣の男は言う。
「私も…てゆうか私は出会い系が初めてだけど。」
私が強張りながら言う。
男は、
「なんでしようと思ったの?」
と聞き返して来た。
「夜、一人でいれなくて。彼氏と別れてから。寂しくて恐くて。でも今日は友達が捕まらなくて…。」
私は素直に答えた。
…どうせ一夜限りだし。
男は黙って聞いていた。

ホテルに着いた。そこで初めて男は私の名前を聞いてきた。
「ゆうま…。」
私が答えると、偽名?別にいいけど…と微笑しながら男は首すじにキスをしてきた。
「ゆーま…」
彼は私の名前を優しく囁き、そして後ろから抱き着く。心地よかった。男性に抱きしめられる感触。
愛されてるみたい。


彼は私の服をめくりブラの上から胸を揉みしだく。次第にブラの中へと手を侵入させる。乳首を摘まれ、ふいに私は呻き声のようなものをあげてしまう。すぐに恥ずかしくなって可愛い声を出すよう努めた。

二年
元彼と付き合った期間。私にとっては長く、そしてその間もちろん他の男は知らない。私はそんな一途な女のはずだった。

は、あっ…ん…
知らない男にこんな声を聞かせる私は誰だろう。わからないけどいいや、だって気持ちいいんだもん。
「ここクリトリスだよねぇ?」
男がショーツの中へ手を忍び込ませる。卑猥な言葉を耳にして私は俯いてしまう。元彼はそんな単語を口にしなかった。
「ねぇ、ちんちんたっちゃった。」
男は私のお尻へその肉棒を押し付ける。私の体がかぁっと熱くなる…。


「ゴム、つけてね?」
私はそれだけ言った。男はその言葉に素直に従い、枕元のコンドームを急いで装着し私の濡れそぼった穴へとあてがった。

空っぽの穴。
元彼と別れてからは、満たされていたはずの穴が空っぽだった。
いつも待っていた。
この空間を必要としてくれる誰かを。

突かれながら私は可愛い声をあげて鳴く。いつの間にか泣いていた。
男が気付いたのは私の中で果てた後のことだった。
「ご、ごめん…。」
男は私に謝った。私も謝った。こんなつもりじゃなかった、と。
彼は私を抱きしめて眠ってくれた。私は抱きしめられて眠った。その時の私は、それが何より最高に心地よかった。

ほらね、男の人ってエッチしてあげれば優しくなるんだ。


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