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戸惑い
【幼馴染 官能小説】

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振り向けばあなたがいた-7

「でも今、成の腕の中に居てホッとしてるのも事実なの」
「おう」
「・・・今は成に甘えてていいかな」
「おう」

一層、成の腕に力がこもる。
あたしも成の胸に顔をうずめる。
成の匂い・・・
・・・って、あ。

「成、風邪うつる」
「あぁ?なんだ今更。うつせって言っただろーが」
「いや」
「あ?」
「だから。い・や!離れて!」
「・・・仕方ねーなぁ」
「え?」

グルンと視界が回転して。
何がなんだか分からないうちに成があたしに覆いかぶさっている。

「・・・ちょっ・・・成?」

成の顔はすぐ傍。
少しでも動けばもう唇が触れてしまいそう。
ってゆーか、近い!近い!!近いよー!!!

「・・・んっ・・・」

そんなことを考えてるうちに唇を唇で塞がれて。

はぁ・・・

「隙見せるからだ。ばーか」
「ばかとは何よぉ!?」
「好きな女と居るんだ。我慢の限界」

あたしの栗色の髪を梳きながらそう言った。その手がとても優しくて、とても気持ちよくて・・・
でも!

「我慢の限界って・・・まさか・・・」
「菜月・・・いい?」

やっぱり・・・

「良くない!あたし風邪ひいてんだよ!?」
「・・・大丈夫!」
「何を根拠に・・・ん・・・」

ばか成。
まだ話の途中だっての。ほんとは心底この行為を嫌だなんて思ってはいない。
でも反論ぐらいさせなさいよ。

「あ・・・」

そしてキャミソール一枚のあたしの上半身を撫でる。
成に触られたところが妙に熱くて。
この湧き上がる感情にあたしは戸惑った。
これは何?
ただの欲情?
・・・欲情?
あたし、元彼にもこんな感情を覚えなかった・・・
成は啄ばむようなキスを繰り返しながらあたしのキャミソールに手をかける。
あっという間にそれは脱がされて。
なんだか・・・

「慣れてる?」
「ばか言え。むしろ経験は少ないほうだと思うけど」
「へーーーーーーーーーぇ?」
「おまっ・・・信じてないだろ!」
「信じてるって」
「うるせ。ほら、続きだ続き。」
「あっ・・・」

あたしの胸に成が触れる。
ハッキリ言ってあたしは幼児体型だと・・・思う。
胸は大きくない。てゆーかむしろ小さい。
その胸に成は手を這わせていく。時々その突起に指をかすめながら。


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