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LADY GUN
【推理 推理小説】

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終わらない物語-12

 今触られたらどれほどの屈辱的な言葉を浴びせられるか分からないぐらいに熱くなる下半身。理性のかけらもない自分の体が恨めしく感じる。
 こちらに向かってわめき散らしている俊介の姿をチラッと見た。静香は俊介に申し訳なくて仕方がない思いだった。
 「こら、このクソ女!まだイカせらんないのか!」
喜多が由実の尻を激しく叩く。
 「痛い!!」
思わず俊介のペニスを吐きだし悶絶する由実。
 「役に立たねぇ女だな!」
由実は蹴り倒された。
 「止めろ!!」
俊介が怒鳴る。
 「おまえ、ギンギンに勃起させて俺を見るなよ!気持ち悪りぃじゃねぇかよ!!」
みぞおちを殴る。
 「んぐっ…!」
俊介の顔が歪む。静香は思わず叫んだ。
 「俊介に手を出さないで!!」
この時ばかりは乳首の快感を忘れた。
 「やだね!うらっ!」
再び殴る喜多。
 「止めて!私はどうなってもいいから…、俊介には手を出さないで…」
その言葉に動きが止まる田口。
 「本当か…?」
鋭い目つきが静香に突き刺さる。
 「…だから俊介には手を出さないで…」
 「静香!何を言うんだ!!」
あせる俊介。激痛に襲われながらも静香に叫んだ。
 「そうか…。ヘヘヘ。おい、放してやれ。」
 「はい。」
静香を押さえつけていた覆面男が手を放す。
 「何でもするか?」
静香の顎を押さえて顔に顔を寄せる田口。
 「だから俊介には…」
体が震えていた。
 「ああ。じゃあ約束しようか。」
ニヤ〜っと笑った田口。
 「静香、じゃあ…しゃぶれ。」
 「…」
予想通りの言葉だった。
 「どうした?俺の足元に跪き、チンポを出してしゃぶってもらおうか。」
悲しさと悔しさを滲ませた目で田口を見つめる。
 「喜多さん!」
 「おう!おらっ!」
 「グフッ…!」
喜多が再度俊介を殴る。
 「止めて!分かった…。分かったから…!」
静香がゆっくりと田口の足元に跪く。そしてベルトを緩めチャックを降ろしズボンを下げる。目の前には大きく膨らんだパンツ。静香は意を決してパンツに手をかける。
 「止めろ静香!!」
静香は俊介の言葉が聞こえながらも反応しなかった。
 (色々ゴメン、俊介…)
色々とは、自分のせいで辛い思いをさせてしまった事、そして田口のペニスをしゃぶってしまう事だ。パンツを降ろすと目の前に怯んでしまう程の立派な黒い肉棒がビンっと反り勃っていた。
 「立派か?フフフ、俊介くんのより立派だろ?たまらないだろう?」
 「大きさじゃないし…。」
 「大きさだよ。きっと俊介くんとしてる時より喘ぐ自分に気付くはずさ?ククク。まずはしゃぶれよ。ほら。」
ペニスを静香に突き出す。
 「約束…」
 「するさ。俊介くんには手を出さないよ、もう。(もはや用なしだからな。フフフ。)」
 「…。」
静香は両手で田口のペニスを握る。ゴツゴツした物凄く堅くて熱い肉の塊…。大勢の女を悲しませてきたペニスに奉仕してしまう自分が腹立たしく感じる。
 「いい手つきだ。握り方がエロいな。フフフ。」
たくさんの覆面男の視線を感じる。しかし一番突き刺さるのは俊介の視線だった。心の中で何度も謝りながら静香はゆっくりと口を開いた。


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