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出会いは必然に
【女性向け 官能小説】

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すべては必然に-5


「週に何度も足を運んでいただいて申し訳ないですが
弊社はリフォームの予定はないんですよ」

いつもと同じ言葉で受け付け横の訪問者用応接セットで簡単にあしらわれる。
タヌキが・・・!

「いえ。こちらも顔つなぎが目的ですので。
実際にリフォームなさるときに、わたくしの事を思い出していただければ結構です」

営業なんて足を運んだ先の10件に1件が実際の仕事に結びつけばいい方だ。
さて、帰るか。

にっこりと営業用のスマイルを残し
「では失礼します」とお辞儀をしたときに
「半田さん」
と呼びとめられた。

「そのブローチは・・・?」
「これですか?綺麗ですよね。ベネチアングラスだそうです」
「見せていただいてもよろしいですか?」
「どうぞ・・・」

私は左胸から外し、ブローチを渡した。

「これは、大川氏のですか?」

大川氏?

「大川孝志さんのですか?」

私が驚いて返事をしなかったら
さらにフルネームで聞いてきた。

「そう・・・・です」

なぜこの人は大川さんを知っているんだろう?

「半田さん。少し、上で話しませんか?」

ここに日参して半年。
始めてエレベーターの向こうに私は案内されるらしい。
大川さんのおかげで・・・・・?






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