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「思い出の雨」
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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「思い出の雨」-1

君にとって
僕との思い出は
雪と同じだ

必ず溶けてなくなる
雪といっしょなんだ

君はいつか
僕を忘れるだろう

君が忘れた
僕との思い出は
水になって
僕の中に降ってくる
僕の中に雨が降る

僕は傘をささずに
降る雨をすくうんだ
君が忘れた分は
僕が覚えていたいから

僕は君を忘れない

明日が見えなくても
今 君が見えなくても
僕は君を覚えてる


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