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紅館小話
【ファンタジー 官能小説】

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紅館小話〜細〜-3

どちらかというと私は責めの方が好きだし。
『ね? ご主人たま? 一回だけ?』
『だ〜め!』
どうやら紅様はかなりふたなりが嫌いなようだ。 しかし………
(お互い理由がかなり私的だなぁ………)
これが天下の大公爵様だろうか? アルネの苦労が少しわかったスーであった。

『ご主人たまのケチ!』
結局追い出され、部屋に戻ってきた私とゼロ。
ゼロはベットの上で、いつもは言わない紅様に対する文句を言いまくっていた。
『ご主人たまだって尻尾使ってるくせに!
毎日シャナちゃんのこと二穴責めにしてるくせに!』
『そ、そうなの………?』
なんでそんなこと知ってるんだろう………
『たまにシャナちゃんを魔法でエッチな気分にさせてるくせに!』
『えっ………ええっ!?』
『週に一回くらいアルちゃん混ぜて3Pしてるくせに!』
『う、うっそぉぉぉ!!??』
『月に一回くらいシャナちゃんに首輪付けてお犬プレイしてるくせにぃぃぃ!!!』
『………うわぁ………そんなことしてるんだぁ………』
『………たぶん。』
たぶんかい!!!
やけにツッコミが多いな、今回。
『スーちゃん、ごめん………ゼロゼロ、巨根になれなかった………』
いや、私は一度もなって欲しいとは言っていない。
それどころか、なって欲しくは無い。
『良いよ、私は責めの方が好きだもん。』
ね? とゼロの肩を叩く。
『でも………ゼロゼロもスーちゃん責めたい………』
そっと私を抱きしめるゼロ。 まるで子供のゼロの抱擁に私は思わず笑ってしまう。
『馬鹿………たまには責めさせてあげるってば。』
私の胸に顔を埋めるゼロは、本当? と聞いてきた。
だから私はゼロの頭を撫でながら本当と答えた。
『………ニャハ♪』

ドンッ!

『わわわ! ちょ、いきなり押さないでよ!』
急に突き飛ばされた私はベットに仰向けに寝転んでしまう。
そこをゼロはのしかかり、しっかりと私の上に位置取った。
『あれ♪ 良いんでしょ♪ ゼロゼロが責めても♪』
ニコリと微笑むゼロは、まさに小悪魔で………
しっかりと両腕を抑えられた私は抵抗も出来ず、ゼロはあえてゆっくりと私の上着のボタンを外してゆく。
ボタンが全て外れるとゼロは人指し指を一本、唇にあてて微笑んだ。
そして、服の上から私の胸をなぞる。
ふっくらとした乳房の形を指でなぞられると、直接触られてもいないのにゾクゾクとした感覚が感じられた。
『軟らかいスーちゃんのおっぱい、今夜はゼロゼロがめちゃくちゃにしてあげる。』
指が固い頂点で動きを止め、ツンツンと軽く押してきた。
『ん………ふぅ………』
『まだ服の上からタッチしてるだけだよ?』
ゼロの手が上着を脱がすと白いブラジャーを付けた胸がゼロの視界に入る。
まずブラジャーは外さずに手で乳房を揉む。
ゼロの小さな手の平では包みきれない豊満な乳房だが、指をフルに活用して揉んでいく。
やがて手を離したゼロ。
ブラジャーを外すのかと思ったら、今度はズボンを脱がした。
『ちょっとお尻向けて。』
ゼロに言われたとおり、よつんばいになってゼロにお尻を向ける。
『んふ………大きなお尻♪』
失礼な………これでもお尻の小さな女の子で通っているというのに。
ゼロの手は撫でるように、あるいな擽るかのようなタッチでお尻に触ってきた。
それでも、まだお尻の肉の辺りだけ。 秘所にはまったく近寄らない。


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