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君を救いたい
【純愛 恋愛小説】

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1年後・・・・-5

一体どうして
どうして彼女はあんな事を

彼女の行為は、今まで俺を窮地から救い、幸せになって欲しいと願う事とはまるで真逆
これは何かの間違いか、悪い夢なのか・・今だ考えても考えても分からない

ただ、ひとつ言える事・・それは


俺は、彼女を救えなかった

こんな自分を、自ら体を張って救ってくれた彼女を

彼女の痛み苦しみを・・



すやすやと安らかな顔で眠る彼女、それはあの日俺を刺しゲラゲラと笑い狂気に満ちた
彼女を感じさせないぐらいに

「樹里奈・・」


自分はこの樹里奈に救われた、絶望の淵にあった俺を・・俺の大事な家族が今では何処にでも居る普通の家族で居られるのも、こうして普通に生きていられるのも全てはここで
眠る彼女のお陰・・

なのに、なのに今彼女は生死不明の状態で、眠っている
こんなのは間違っている、こんな事・・絶対に・・・・


俺は彼女の事が好きだ・・愛している
だから俺は彼女を救いたい・・、かつて体を張って自分を救ってくれたように
今度は・・俺が・・


続く



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