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君を救いたい
【純愛 恋愛小説】

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1年後・・・・-2

例の事件から1年後
俺は、当然ダガ中学二年生へとなり、クラスメートも担任の先生も差ほど大きな変化は
無く教室は何時もの様に話し声や笑い声で賑わっていた

「誰か一緒に教材運ぶの手伝ってくれないか?」
授業に使う、二年生用の新しい教科書や参考書の詰まったダンボールを、皆からの推薦で学級委員に抜擢された俺が、代表して運ぶ事となったのだが、それがあるのは3階の
準備室で別に重すぎて一人じゃとても2階の自分達の、教室に運べない訳ではないが
居間のテーブル一台を、運ぶ様に重たく要するに一人で運ぶにはキツイので誰かに手を
貸して貰いたいと、誰でも良いからといわんばかりに、漠然と人の賑わう教室に声を挙げ

「それじゃー僕手伝うわ」

俺の声を聞いた、近くで3人の男子生徒と話をしてた男子が、俺の頼みを聞いてくれると
同時に席を立ち俺もそんな彼に「ありがとう」と礼を言い共に教室を出る


「それにしても変わったね佐藤君・・」
「えっ?」
お互いダンボールの端を持ち、二人三脚で廊下から教室へ運びつつ声を掛けられる

「だって前の君だったらこんな状況で、さっき見たいに誰かに助けを求める事無く一人で
重たい物を運んでいたじゃない・・」
「・・・・」

返す言葉も無く思わず視界を逸らす、ダガ彼の言う様に去年の俺はこんな状況で必ずと
言って良いほど一人で作業をこなしていた
皆に苦労を掛けたく無い、それなら自分ひとりで背負い込んだ方が断然良い・・と

ダガそんな俺を、心配し気に掛けそして他人を頼る素晴らしさを身を持って俺に教えて
くれた少女が居た

「蓮見サン・・大丈夫カナ?・・」
思わず彼の顔に、視線を向ける


蓮見 樹里奈

俺を窮地から救ってくれた少女
・・ふと彼女と居た日々が、走馬灯の様に思い出す・・


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