ソレゾレノケツイ-17
「あ、あの……知って……?」
「ああ、申し訳ありません。うちの従者があちこち情報網を広げているもので……テオドアと寝た事は存じ上げています……が……ああっ!もうっ」
「きゃっ?!」
いきなりリュディを抱き上げたランスは、濡れたままスタスタとバスルームを後にした。
「ランスっ」
落ちないようにしがみついたリュディは、見上げたランスの顔が赤くなっているのに気づく。
豪奢な部屋を抜け、豪奢な寝室まで来たランスはこれまた豪奢な天蓋付きのベットにリュディを抱いたままダイブした。
「んんっ」
そのまま貪るようにキスをして、ちょっと落ち着いた所で唇を離す。
「はあ……申し訳ありません……ただの醜い嫉妬です」
初めに身体を許したのがテオだったのが悔しいだけ。
でも、きっとテオとでなければ出来なくて、きっとランスでは無理で……それが益々悔しい。
「……嬉しいです……」
「リュディヴィーヌ」
「ふふ……意外ですけど……嫉妬されると……嬉しいんですね」
それに妬いているランスは可愛い……と、リュディは密かに思う。
「格好悪いじゃないですか」
嫉妬深い男なんて狭心だ、とランスはいじけた。
「可愛いです」
そんなランスの首に両手を回したリュディは、引き寄せるようにしてキスをする。
「さあ……愛して下さい……」
顔を赤らめ、大胆な事を言ったリュディにランスの理性がブッツリ切れた。
「リュディヴィーヌっ」
ガバッとリュディにのしかかったランスは、勢いのまま彼女の胸に顔を埋める。
「ふ ぁ」
少し荒っぽい手つきで柔らかさを確かめる様に胸全体を揉んだかと思うと、キュッと乳首を摘まんでくる。
その強弱がツボに入り、リュディは喉を反らせて喘いだ。
「あ ぁあん いい 気持ち……良いです」
はっはっと短い呼吸の合間にリュディは感想を述べる。
「凄く柔らかい……でも、ココは硬いですね」
「ひぅっ」
キュッキュッと摘まんだ蕾のてっぺんを爪で掻かれ、リュディは息を飲んだ。
「あ、ココのココが敏感なのか……なら」
ちゅぷ
「ふあぁん」
口に乳首を含んだランスは、硬くしこった豆を舌でコロコロ転がす。