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LADY GUN
【推理 推理小説】

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田口徹-2

 「ようやく辿り着いたようだな、お前に。」
泰明がそう言うとドアを開けて入ってくる田口。
 「遅いぐらいですよ。あれだけパス出してんのに。フフフ、しかしまぁ流石と言うべきかな…。」
嬉しそうに笑う田口。静香がお茶を飲んだ湯のみに唇をつける。
 「犯りてぇ〜!早く。」
 「確かにいい女だ。見る度に美しくなってく気がするな。」
ニヤリと笑う泰明。
 「俺を捕まえられるなら自分はレイプされても構わないんだとさ。」
 「大した女だ。」
田口は煙草に火をつける。
 「とか言いながらいざレイプされたら泣きながら助けを請うのが女ってもんですよ。レイプされて平気な女なんていない。あいつも同じですよ。」
 「早くあの女が絶望の顔をする所が見てみたいもんだ。で、アナウンサーさんはどうしてる?」
 「毎日粉くれ粉くれウザイっすよ。フフフ。いいペットになりましたよ。そろそろその価値を発揮してもらいますからね。」
 「いよいよか?」
 「ええ。」
自信に満ちた表情を浮かべる。
 「そうか、じゃあその瞬間を楽しみにしている奴に登場してもらおうかな。」
するとドアが開き誰かが中に入って来た。
 「あっ…!行方不明な方じゃないですか!!」
 「ママに向かって酷い言いようね、徹。」
瑞穂だった。ここ2年ほど会っていなかった。40歳に向かい益々美しさを増した瑞穂。田口がR4コーポレーションに深く関わるようになった時に母としての役割を終え海外で暮らしていた。
 「逞しくなったわね、徹。」
 「瑞穂さんのおかげですよ。こんな俺にも母親がいる素晴らしさを教えてくれた。」
満足げに微笑する瑞穂。
 「じゃあ積もる話もあるだろう。ごゆっくり。フフフ。」
泰明は社長室を出て行った。
 「徹…。」
 「瑞穂さん…。」
お互いゆっくりと歩み寄りながら自らの着衣を脱いでいく。お互いの体温を感じる距離に立つと、2人はすでに全裸になっていた。
 「いい体…。」
田口の胸を指でなぞる。
 「瑞穂さんこそ…。」
瑞穂の腰に手を当てる徹。2人はすぐに強く抱き締め合い激しいキスを交わす。激しいキスだ。2人の鼻息が重なり怪しい雰囲気を醸し出す。
 キスしながら瑞穂の右足を持ち上げる田口。
 「ンフッ…」
魅惑の瞳で田口を見つめる。
 「ンッフゥゥッッッ…」
深く鼻息を吐く瑞穂。それは瑞穂の肉体に田口の熱くなった男のシンボルを受け入れたからだ。
 「相変わらず気持ちいいや、瑞穂さんのマンコは…。」
 「マンコとか、ムードがない子ね…」
 「お母さんの教育が悪いからさ。」
 「口だけは達者になって…。」
田口の首に手を回す。
 「早くあの可愛らしいイキ顔、見たいわ…。」
 「適わないなぁ、瑞穂さんには…」
自分を子供扱いする瑞穂がどこか嬉しかったりする。
 「私、たまってるの。」
瑞穂は床に田口を寝かす。田口の体に跨がり上で妖しく腰を前後にくねらせる瑞穂。
 「ああ…」
魅惑の腰つきで髪をかき上げながら悩殺する瑞穂。その肉体は名前通りに瑞々しく、そして衰えを知らない肌は白くもっちりしている。触れるだけで男の頭を煩悩させる…そんな体だった。
 


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