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幼女仮面
【ロリ 官能小説】

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幼女仮面-8

お兄さんへ。
実は私は嘘をついていました。
私の本当の年は23才です。
私は特殊なホルモンの病気で成長が途中で止まってしまったのです。
だから小学校に入ったときは身長は1mもありませんでした。
今でも上下の歯を合わせても24本しかありません。
アホロートルって知っていますか?
サンショウウオなんですが幼い形のまま成熟しちゃうんです。
ちょうどオタマジャクシがカエルにならないまま大人になってしまうような。
私がそれなんです。
私は子どもと間違えられるので逆にそれを利用して生きて来ました。
よく児童館とかに行って子供達に混じって遊んだりして、子どもの振りをして来ました。
そしてとうとうアダルトビデオに出演したりしました。
陰毛を剃って幼女になりきって男優とセックスするのです。
体は小さくても顔は大人の女優がいる中で、私は顔も子どもと変らないので重宝がられました。
本当の子どもを使ってると捜査が入ったことがあるくらいです。
それ以来その仕事はやめましたが、声も子どもの声を出すのがうまいので、簡単な声優のアルバイトをして生活しています。
街中に出るときは子どもの格好で子どものふりをしています。
もちろんいつまでもこんなことは続けられないなと思ってます。
私は本当はお兄さんが大好きです。
でも私が子どもでないと言うことを打ち明けられないまま、お兄さんに拒まれてしまいました。
私はハラが立ってお兄さんからお金を強請ってやろうと、アダルトDVDの男優の知り合いに頼んで一芝居うってもらいました。
でも、おにいさんは、あの人を殺してしまいましたね。
裏庭に埋めたのをこっそり見ていたよ。
でも誰にも言わない。全部私の嘘が原因でおきたことだから。
私には両親がいたけれど、私は家出して1人で暮らしてるんです。
これが本当の話です。今度こそ本当です。
お兄さん、さようなら。本当は私の方が年上なのに、ごめんね。
私を許して。騙してごめんなさい。
それと……カナエも本当の名前ではありません。
本名は勘弁してください。
お元気で。
名なしの女より。

僕は手紙を破り捨てた。細かく細かくちぎった。そしてDVDを割って砕いた。
「夢だったんだ。なにもかも夢だったんだ。僕はカナエを知らないし、人を殺していない」
僕はそんなことをつぶやいていた。
もうすぐ僕の夏休みが終わる。
そうすれば、お祖父さまの別荘とももうお別れだ。
この次からこの別荘は借りないことにしよう。
僕はそう思った。

                 完        


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