投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

美少女
【その他 官能小説】

美少女の最初へ 美少女 17 美少女 19 美少女の最後へ

第17章 私と付き合うということは、そういう事だと知っておいてほしいの。-1

夜明け前、昴は自分のものを握りしめて悶えていた。

昴は、ひたぎを一目見た時からひたぎの美しさに心を奪われ、強烈な個性に魅入られてきた。そのひたぎが昴に振り向き、デートをするだけでも夢が叶ったと思っていたのに、目眩がするほどに激しいファーストキスを交わし、その興奮が覚めやらぬうちに、あまりにもいやらしい言葉をひたぎにぶつけられたのだ。まだ童貞の昴に取って、それだけでも許容量をはるかに超える出来事なのに、極限まで高められた性欲を体の中に溜め込んだまま、発散させることを禁じられたのだ。

肉棒と睾丸がびゅくびゅくと疼き続ける。何時間も充血し続けた鬼頭に激しい痛みが走り抜ける。収縮を続ける睾丸が割れそうに痛む。

それでも、ひたぎの姿が頭から離れない。ひたぎが欲しくて堪らない。昴はただ自分のものを握りしめ、時間が過ぎるのを待つしかなかった。

シャワーを浴びて体を冷やし学校へと向かう。教室へ入るとまだひたぎは来ていないようだった。気の置けない同級生たちと言葉を交わしているとひたぎが教室に入って来た。その瞬間、昴は教室に光が満ち溢れ、世界が華やいだようにさえ感じられた。教室に現れたひたぎは、いつもの何倍も気高く、美しく見えた。

「おはよう。八蜜くん」

「ああ、おはよう。ひたぎ」

ひたぎは、挨拶を終えると、何時もと同じように昴を通り過ぎ、静かに席に着いた。

授業が始まる。気がつけばひたぎを見つめている。休時間に同級生と言葉を交わしても、昴は上の空だった。

「八蜜くん、聞いてる。文化祭の出し物、この三つの案で良いよね?」

「あ、ああ・・・綾乃、それで良いと思う。明日、クラス会を開いて多数決を取ろう」

机を挟んで向かい合ったクラス委員の綾乃が身を乗り出す。そして机に両肘を突き、併せた両手に顎を載せて昴を見つめる。

「変だよ、八蜜くん。何かあったの?同じ学級委員の間柄で隠し事はなしだよ?」

「プライベートなことでちょっとな」

「三蜂さんと何かあったの?」

「そ、それは・・・」

「ファーストキスをしたとか?」

「なっ!」

「そうなんだ・・・そうだ、週末に文化祭の材料を買い出しに行くけど、一緒に行ってくれるでしょう?」

「あ、ああ・・・今週は予定があったかな?」

「もう、文化祭に間に合わないじゃない。3時間で、いいえ2時間でいいから時間を作って、お・ね・が・い!」

「あ、ああ、それくらいなら・・・なんとかなるかな・・・」

「約束だよ!」



美少女の最初へ 美少女 17 美少女 19 美少女の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前