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LADY GUN
【推理 推理小説】

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モンスター=…-2

 「いっぱい可愛がってやるからな、綾美…ヘヘヘ。」
巧みな指先で綾美の性器を濡らしていくモンスター。いっその事なら雑にされたほうが良かった。指先の巧みさに喘いでしまう自分が嫌だった。
 「何回もベチョベチョにされて臭くなってきただろうから風呂入れてやるからな。」
部屋の中には個別の浴槽がある。強いて言うならソープランドのような部屋だ。その部屋には綾美愛用のバイブも持ち込まれていた。コカインで神経がおかしくなってきたのかもしれない。綾美は風呂桶の中で背後から抱きかかえられて胸を揉まれることに心地よさを感じてきてしまっていた。
 「大事な大事な愛人だからなぁ…。くくく…。」
指で転がされる両乳首をボーッと見つめる綾美だった。
 倉庫内では覆面男達の要求に従う婦警達の姿があった。
 「泰子ちゃん、しゃぶれよ。」
 「はい…」
 「雅美、オナれ。」
 「はい。」
 「由香里、保奈美ちゃんとレズりなよ。」
 「はい。」
もはや拒否する意欲は全くなくなった。従っていれさえすれば最低暴力だけは振るわれないからだ。従順なメイドとしてご主人にお仕えする婦警達だった。
 新しい倉庫は冷暖房完備だった。ただし普段は婦警達は牢屋の中に監禁されている。手を後ろで手錠をかけられている婦警達は基本的に全裸だ。鉄格子の向こうで監視する覆面男達から逃げられる気は全くしなかった?
 「高野真里!来い。今日はお前のビデオ撮影だ。」
覆面男が牢屋に入り真里を連れ出す。そして目の前で行われるセックス撮影。その動画はDVDにされランダムに全国の誰かに送りつけられる。そして何人かがそれをネットにアップすると物凄い勢いで拡散していく。婦警レイプ流出動画をまとめあ掲示板も乱立した。軒並み大盛況である。
 その流出動画を見て真似する輩が続出した。婦警のレイプ事件が多発しているのであった。覆面まで真似ている。よけいに捜査が惑わされ困難さを増していくのであった。
 全国的に退職する婦警が急増した。一年前の2割しか残っていなかった。市民を守るべき存在が、市民に怯えなくてはならない状況に危険な思いをしたくないからであった。緊急事態である。
 しかし静香と若菜は辞める気などさらさらない。犯人逮捕に全力をあげているのであった。


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