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純情姉弟 結衣と裕樹(クラス1-AA)
【姉弟相姦 官能小説】

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裕樹の部屋で-2

『ああん、もっと、もっと、ああん』

スマートホンからなめかしい嬌声が流れ出した。

「ひぇっ!」

結衣はその声に驚き、慌ててスマートホンを裕樹に向かって投げ返した。

「あっ…」

結衣の手放したスマートホンは、放物線を描きながら、裕樹の放出した精子の大部分を受け止めたティッシュの上に吸い込まれていった。

『べちょっ』

音が鳴ったとしたらこんな音だろう。映っていた動画もナイスタイミングだった。男優が女優の淫口から男根を抜き取り、口を開ける女優の顔に向かって精液を『べちょっ』とぶっかけたのと同時だったのだ。

後に裕樹はこの時のことを振り返って思うのだった。

【奇跡は有るもんだ】と。

話を戻そう。

「何さらすんじゃ!」

裕樹は慌ててスマートホンを掴んで、動画のスイッチを切った。当然、白濁した液体は手にベッチョリと付いた。

「うええ、汚い〜」

結衣にとって素直な感想だったが、この言葉が裕樹に火を付けた。

「何が『汚い』やねん!」

エロ動画の女優は口に入った精子を嬉しそうに飲みこむのに、自分のは汚いと言われた裕樹の自尊心は傷ついた。

裕樹はワナワナと震えながら、結衣の目の前に立ち上がった。

「もう、許さへんど」

「アホらし。何が『許さへんや』。チンチン膨らましたまま怖い顔しても一個も怖いことあるかいな」

結衣にとって、いくら裕樹が凄もうと全く怖くなかった。過去の戦績から言っても裕樹など結衣の敵ではない。

しかし、結衣は気づいていなかった。取っ組み合いをしなくなってからもう5年間。その間に裕樹が逞しく成長をしていたことを。

「このペチャパイが」

裕樹は瞬発力を活かして結衣の両手を掴んでベッドの上に押し倒した。しかし、この時も結衣はまだ全く慌てて無かった。過去の2人の取っ組み合いのパターンは、先に裕樹に手を出させ、裕樹が優越感に浸ってから巻き返していたからだ。

「誰がぺちゃぱいや、このエロチビのどチビ」

裕樹に向かって罵声を浴びせた結衣は、過去の記憶の通りに力を込めて裕樹を跳ね返そうとした。

「うんんんっ!」

しかし、裕樹はビクともしなかった。

(あ、あれ?お、おかしい、なんで?)

「ぐぬぬぬぬうう」

更に結衣は力を込めたが、160cmの結衣が180cmオーバーの裕樹を跳ね返せるはずは無かった。


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