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アツイ想い。
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アツイ想い。-2

「御新規様入りま〜す!!」

店のドアが開けられると、店の音楽の音量のでかさに驚かされた。流れてる音楽はトランス。店の壁は白に統一されてあり、天井にはブルーのライトがいくつかあり、店全体が暗かった。

(ホストクラブってこんな感じなんだ〜)

私は妙にドキドキしてしまった。友達もお酒が入っていた為かテンションが上がっていた。

「割物どうしますか?」

キャッチしてきた男の子が聞いて来た。

「じゃ、アセロラで…」

私は焼酎のアセロラ割を頼んだ。
店を見渡すと、同じような男の子が沢山いる。

(ホストって全員同じに見える…)

隣に男の子が座ってきた。

「こんばんわ〜!今日初めてだよね?なんか緊張してない!?」

「うん。ホスト初めてなんだ。この雰囲気に圧倒されちゃって…笑」

「マジ!?初めてなんだ〜!緊張することないよ!新規の場合なら、お店の男の子全員回って来るから!楽しんでいってね!」

「…全員!?何時間かかるんだよ(笑)でもつまんなかったら帰ればいいか〜」

と、冷たいセリフを言ってみたり。

「そんなこと言うなよ〜」

なんて冗談を言い合っていたら、いつの間にか2時間位経っていた。
男の子達の名刺も山積みになって来た頃、なんだか見覚えのある男が隣に座って来た。

「こんばんわ〜。鳳城 雅夜(ほうじょう まさや)です!よろぴく。」

どっかで見たコトあるんだよな〜。でも思い出せない!
そんなイライラを覚えながら雅夜をじーっと見つめてしまった。

「何見つめてるんだよ〜!照れるじゃん!もしかして俺に一目惚れ?」

そんな営業トークも耳に入らないまま見つめ続けてしまった。

「おいおいおい。だぁーいじょーぶでぇーすかぁー?」

肩を叩かれて我に帰る。

「あっ…ごめんごめん。どっかで見たコトある顔だなぁって思って見つめちゃったよ。」

「マジでぇ?俺有名だから〜しょうがないじゃぁ〜ん?」

このおふざけキャラ…なんか憎めない!
思い出せないので諦めた私は、彼と楽しくお酒を飲んだ。
結構酔いが廻って来た私は、いつしかホスト相手にペラペラと自分の素性を話し出していた。
仕事場のストレス。上司との悩みなど。
しかし、雅夜は最初はおふざけキャラだったのに、どれも真面目に聞いて応えてくれた。
営業モードとはいえ、そんな雅夜の対応が嬉しかった。


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