投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

LADY GUN
【推理 推理小説】

LADY  GUNの最初へ LADY  GUN 59 LADY  GUN 61 LADY  GUNの最後へ

知能犯-6

 捜査のポイントを指示する中山。険しい表情で島田は座っていた。
 「まずは麻薬絡みで逮捕された容疑者の聞き込み。過去のレイプ事件も含めて面会して欲しい。そして女性署員誘拐現場付近の聞き込みだ。もう一度しっかりと当たってくれ。同時にあの映像が撮影された倉庫を何としてでも探し出したい。そこには手掛かりが残っているかもしれないし、もしかしたらまだそこに監禁されているかも知れない。これは最優先で頼む。現在動画をアップした人間に事情を聞きに行っている刑事の報告を待ち証言をまとめ次第みなさんに報告する。奴らは我々の失態や世間の笑い者になってる様子を見て楽しんでいる事だろう。ごく近くで見ているかもしれない。怪しい人間がいたらチェックする事。いいな!」
 「はい!」
それぞれ捜査に散って行った。
 「部長、私はR4コーポレーションの事を調べてみます。」
静香が言った。
 「大丈夫か?」
正芳殉職と深い関わりがあるR4コーポレーションの捜査を心配する。
 「大丈夫です。」
目をじっと見る中山。
 「分かった。くれぐれも気をつけるようにな?上原若菜はどうする?」
 「連れて行きます。上原さんは勉強になりそうな所には必ず私を連れて行ってくれました。私もそうします。」
 「分かった。くれぐれも無理するなよ?」
 「はい。」
静香は会議室を出て行った。


LADY  GUNの最初へ LADY  GUN 59 LADY  GUN 61 LADY  GUNの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前