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LADY GUN
【推理 推理小説】

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知能犯-2

 麻薬捜査課に戻ると現場に行った刑事達や島田、中山が話していた。
 「状況からして白木村の倉庫ではなかっの確かだな?」
 「はい。埃が積もってましたし最近人が出入りしたような足跡もありませんでしたから。」
 「似たような倉庫がまだあると言う事か…。」
手掛かりを掴めるのではないかと思っていたが全く何も掴めず溜め息をつく島田。
 「きっとこれも犯人の挑発だと思います。」
静香が言った。
 「どういう事だ?」
 「きっとあの映像を見てあの白木村の倉庫だと思い必死に現場に向かう警察を見て楽しんでいるんでしょう。」
 「くっ、なめやがって!!」
机を叩く島田。
 「この犯人が居場所を特定させるような証拠を残すとは思えません。きっと私がDVDを見て白木村だと思う事も犯人にとっては想定内の事だったんでしょうね。冷静さを失った私のミスです。すみませんでした。」
頭を下げる静香。
 「いや、おまえは悪くない。手掛かりになりそうな事は空振りでもするべきだ。じゃなきゃ何も掴めない。これからもいくら空振りしてもいいからとにかく何か手掛かりを掴む為に動いてくれ。いいな?」
 「はい!」
刑事達は頷いた。
 「サイバーセキュリティー会社の方はどうだ?動画は投稿されたか?」
 「いえ、今の所はまだ…。」
 「そうか…。もうバラまかれてると思ったんだが…。動画投稿サイトはどうだ?」
 「代表的なmytubeやFT2にもまだ見当たりません。他の動画投稿サイトにも今の所はまだ…。」
 「3チャンネルでは騒ぎになってないか?」
 「特にそのようなスレッドは見当たりません。」
 「そうか…。あれだけ挑発してきた割には動きが遅いな…。とにかく動画投稿サイトを良くチェックして見つけ次第セキュリティー会社に連絡するんだ。いいな?」
 「はい!」
中央署員、部署関係なく婦警失踪事件に力を合わせて取り組む。


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