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堕ちていく人妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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現実-3

月曜日の朝、浩二を見送った後携帯を見たが斉藤からの連絡はまだなかった。

土曜日は予定どおり、朝からドライブに出かけ買い物をしたり、その土地ならではの新鮮な食事を楽しんだり、ドライブデートを満喫し
帰った頃には二人ともくたくたですぐにベッドに横になった。

次の日は近くのショッピングセンターに行き併設されている映画館でずっと観たかった
映画を堪能し、とても有意義な休日を浩二と二人過ごしていた。

価値観の近い浩二と過ごした幸せな時間。
映画の感想も食事の美味しいところも食器の趣味も、驚くほど共通していた。
それ故に夜の相性だけ合わないのが余計に美香には悔しかった。

そして、また一人になると、休日の間も満たされなかった身体をぴったりの相性で満たしてくれる斉藤からの連絡を今か今かと心待ちにしていた。

「そうだ・・忘れてた・・」
斉藤の事を考えていると、ある事を思い出し慌てて風呂場へと向かった。
着ている物を脱ぎ裸になると、シャワーの前にある椅子に座った。

石鹸と剃刀を用意し股を開き、斉藤に邪魔だと言われた部分に石鹸を泡立たせ、斉藤に見られた時の反応を想像しながら剃刀で丁寧に剃っていった。

黒々として秘部を隠していた毛は一切なくなり、卑猥さが一層引き立っていた。
ゆっくり指で開き中を確認すると、やはり石鹸を流したお湯ではない粘り気のある
美香の体内から分泌された愛液が溢れだしていた。

「はぁ・・ん・雅彦・・さま・・もうこんなに・・」
クチュッ・・クチュッ・・

椅子に座りながら、斉藤の事を考え指を入れて慰めていた。
トゥルルル・・トゥルルル・・
念のため、脱衣所に置いていた携帯の着信音が鳴り響く。
電話が切れる前に。と、そのまま慌てて風呂場から飛び出し画面を確認し今一番会いたい相手からの着信にすぐにボタンを押した。

「もしもし・・」
「よう。旦那と楽しい週末を過ごせたのか?」

「は、はい・・」
言葉数の少ない美香。
それは再会した当時のように斉藤と話すのが嫌だからではない。

ようやく満たされなかった身体が満たされる。その期待で鼓動は高まり、
返事もままならなかったからだ。
ましてや、斉藤の事を考え秘部を濡らし指を入れていた最中の着信。
気分は高揚しうまく話せないのも無理はなかった。

「なんだ?旦那じゃ満足できなくて、俺からの電話を待ってたと思ったんだがな。」
その通りだった。だが、美香の返事でそれが斉藤に伝わっていないのか、それとも斉藤は知っていてわざと美香の口から言わせる為の誘導か、とにかく今の気持ちを伝えようと声を出した。

「あ、あの・・雅彦さまからの電話を・・待ってました・・」
斉藤の声を聞き、その一言を口にした途端さらに秘部から愛液が溢れだしていた。

「くくっ・・その様子じゃ旦那だけが気持ちよくなったんだな?」
「はい・・そうです・・」

「・・・で、美香は何が欲しいんだ?」
斉藤の調教を受けた美香にもうためらいはなかった。
「雅彦さまの・・熱くて・・太い肉棒が・・欲しい・・です・・」

もう頭に浩二の事はない。今支配しているのは斉藤の肉棒だけだった。
今すぐ斉藤の部屋に行きたかった。
だが、簡単に気持ちよくはさせてはくれない。
斉藤とはそういう男だった。

「そんなに俺のが欲しいの・・か?」
「はいっ・・欲しい・・です・・今すぐ・・雅彦さまの肉棒が・・お、お願いします・・」
美香の切実な声が斉藤の耳に届く。

今すぐ。という美香の言葉を聞き逃さなかった。
「そうか。今すぐ。だな?いいだろう。実はな・・へへっ・・もう家の前にいるんだ・・」

斉藤が何を言いたいのか、美香に何を言わせたかったのか気づいた時には遅かった。
最初からこれが目的だったのだ。
「え・・っと・・」
「今すぐ。欲しいんだろう?だったら今日はお前の家でしてやるよ。わざわざ来てやったんだぜ?中に入れて・・くれるよな?」

改めて美香は自分の欲望だけに溺れた浅はかさを悔いた。
斉藤が単に性欲を満たす為に抱くわけがない。と。
斉藤の部屋。そして家の前。遂には家の中へと斉藤は最初からここまでを計画し段階を踏んできていた。

いきなりなら美香も拒んでいただろう。
だが、ここまで斉藤に快楽を植え込まれた美香は迷いつつも断るという判断は下せなかった。

美香は浩二と二人だけの家に、留守中とはいえ欲望を満たすために斉藤を招き入れようとしていた。

つづく。


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