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料亭遊戯
【その他 官能小説】

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料亭遊戯-3

「準備万端、だね。」
いよいよ、久しぶりに男性に貫かれる…梓は胸が高鳴っていた。
「いい?」
 早く、いれて。早く。
「いれるよ?」
「ん…いれて…ぇ。」
我慢出来ずに言ってしまった。
先が当てられ、徐々に入ってくるのが分かる…。梓の体が満たされていく。にちゅ…うぅ…と根元まで入った。
「あぁ…あはぁぁ〜ん…」
光惚な表情を浮かべ、梓はあまぁい声を放つ。
「いぃん…。気持ちいぃぃ…。ダメ、もう…狂いそう…。」
「俺も気持ちいぃよ。梓のナカ、すごい…。」
高瀬は腰を振り始めた。

パン、パン、と肌がぶつかりあう音が料亭の一室に響く。
 そういえば、誰も料理を運んでこない…お茶すらも。
「あぁん!あんっあんっんっ、んっ、ぅぁん!」
…きっと私とこうする為に、人払いをしたんだわ…。なんて人…。
高瀬の事を非難しながらも、梓の体は高瀬を求め感じている。その矛盾に梓は気付いていない。
「はぁっ、はっ、あ…ずさ…。」
梓の腰を支えていた高瀬の手が、乳房をつかんで揉みしだく。
指の間に乳首を挟み、揉むと同時に刺激も与えていた。
「や…はぁ…はぁん…ダメ!あんっ、んっ、んっ。」

「はぁっ。梓…スゴいよ…。あぁ…。」
二人の腰の動きが速くなっていく。最高の快感を得るために。
「っあ、あぁん…はっあん…ダメ、も…ダメぇ…イクぅぅ…。」
膣内を軸に、身体中にゾクゾクと快感が伝わり出す。
「あっ!あっあぁぁぁぁぁ…んっ…はぁ…はぁ…。」
「よし、俺も…。梓、もう一度イけ!!」
高瀬はものすごい速さでモノを撃ち込む。すると梓にまたもや波が来る。
「ひぃ…ぁあ…やっ…ダメ、あっあぁぁー!!」
ビクン!と梓は跳ね上がった。

同時に高瀬はモノを抜き、梓の背中に欲望を吐き出した。
「…っう…んふぅぅ……っ。」
背中に熱いものを感じて、梓はそのまま崩れた。
「梓。君とはいい夫婦になれそうだ…。」
身なりを整えながら高瀬は呟いた。
梓はこの高瀬に竹林での淫らな姿を見られ、イキナリ体も奪われた。だが、高瀬との交わりは保太郎とするよりも、遥かに気持ちが良いものだった。
 一生この人に抱かれてみたい…。
高瀬は梓の服も優しく整えてあげていた。
「わ…私も…。高瀬さんと…一緒に居たいです。」
あれほどお見合いなんて嫌だったのに。


 大好きな人と自分の仲を引き裂いたお見合いなんて…。
だが梓はもう高瀬に惹かれている。少なくともカラダは高瀬にメロメロだ。不純かもしれないが、それでもいいとさえ思う。
「梓、親に挨拶しに行こう。立てるかい?」
「…はい。」
二人とも優しい微笑みだった。

半年後二人は結婚。
実は高瀬は梓を学生の頃から知っていた事。
見合いは自分から申し入れた事。
竹林での梓を見た瞬間から我を忘れてしまった事。
イキナリ体を奪って後悔した事。

高瀬の心を聞き、梓は身も心も満たされていくのを感じた。


end


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