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女子大生 成宮恵理
【女性向け 官能小説】

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女子大生 成宮恵理-20

グチュグチュグチュ……


「ン……チュパ……ン…ハァ……ン……チュパ……」


キスをされながらアソコを指で掻き回される、同時責め。

それが途方も無く気持ちイイ。

口の中に入ってくる悠一郎の舌も、アソコに入ってくる指も、凄くイヤらしい動きをしている。

そして悠一郎の少し意地悪だったり優しかったりする言葉にも感じてしまう。

恵理にとって、夢のような時間が続いていた。

特に拒絶をするわけでもなく、とても自然な流れでここまできてしまって、もう後には戻れない。

悠一郎は奈々の彼氏なのに……でも奈々の事を考えないといけないと思ってもその余裕がなかったし、今となっては奈々の事を思い出そうともしない。

ただただ悠一郎と二人で気持ちイイ事をするのに集中している。


「ハァ……ン……チュパ……」


悠一郎の首に腕を回して抱きつくようにすると、愛おしさが増してさらに感じてしまう。

どれくらいの間そうしていただろう。

凄く長い時間だったかもしれないけれど、過ぎてしまうと短く感じる。

唇が離れる時、二人の間にはその時間の長さを表すようにネットリとした唾液が糸を引いてた。

そして愛液でふやけそうになっていた悠一郎の指がアソコからゆっくりと抜かれる。

濃厚な愛撫から解放されて、蕩けた表情と潤んだ目で悠一郎を見つめる恵理。


「ちょっと待ってて。」


そう言って悠一郎はお酒が入っていたコンビニの袋から小さな箱を取り出し、その封を開けた。

箱から手際よくコンドームを取り出してベッドに戻ってくる悠一郎。

恵理はベッドに寝ながらそんな悠一郎をじっと見つめていた。

ゴム、用意してたんだ。

奈々と使うつもりだったんだろうなぁ。

そんな考えが脳裏を過ぎって、少しだけ萎える。

でもすぐにその思考をシャットアウトした。

それよりも、悠一郎と繋がりたいという気持ちが強かったから。

奈々の事を考え始めたら、もう悠一郎を感じる事が難しくなる。

それが嫌だって本能的に身体が感じたから、脳が勝手にシャットアウトしたのかもしれない。

今見ている夢を、終わらせたくなかった。


「……。」


目線を下に向けると、裸の悠一郎の下半身が見えた。

コンドームを着けようとしているのだけれど、悠一郎のソレは力強く上に向かって勃起していて、なんだかそれが嬉しくて。

私で興奮してくれているんだと。

素直に欲しい≠ニ思えて、アソコが疼いた。


コンドームを着け終えた悠一郎が、恵理の脚を持って股を開かせる。

内股にして閉じていた脚をグイっと外側に開かれてあられもない格好にさせられると、女として恥ずかしい気持ちが生まれるのと同時に、いよいよ悠一郎とひとつになるんだと予感させられて気持ちが高ぶる。


「いい?」


そう聞かれて恵理は頷こうとしたが、寸前でそれが止まる。

そして逆に恵理が小さな声で控えめに聞き返す。


「……悠一郎君は、いいの?」


悠一郎の気持ちを、言葉で聞きたかった。

人の本心なんて分からない。

しかも二人とも酒に酔っている状態だ。

でも、せめて今この瞬間の悠一郎の気持ちだけでも知りたかった。

悠一郎の言葉で、心から感じたかった。


「俺は、恵理が欲しい。」


目を見つめながら言われて、恵理は泣きそうになる。

ずっと苦しい想いに締め付けられていた心が、解き放たれていく。


「……私も……悠一郎君が欲しい……」


愛を確認し合えた訳ではないけれど、恵理は悠一郎を求めていて、今は悠一郎も恵理を求めてくれている。

それが分かっただけでも嬉しかった。


「入れるよ。」


その言葉に、恵理は顔を赤くしながら小さく頷いた。

ペニスの先端が膣口に当てられる。

目を閉じ、ひとつになる瞬間を待つ恵理。

そして、悠一郎の腰はそのままゆっくりと前へ動いた。


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