キモチノモンダイ-9
「リュディったらトロトロだねぇ?そんなにアタシの美味しかったぁ?」
リュディを抱えたまま腰を下ろしたパルは、彼女の頬を両手で挟んで顔を覗き込んだ。
「もっと欲しいのぉ」
とろんと蕩けたリュディの顔は、いつもの美しさの欠片もない……燐とした綺麗なリュディをこんな風に壊したのが自分なのだと思うと、パルはいたたまれない気持ちになった。
今まではこれも食事のスパイスのひとつで、気にした事も無かった。
だが、大好きなリュディがリュディでなくなると……。
「パルぅ」
リュディの甘ったるい声にふっと我に返る。
そうだ、余計な事を考えてへこんでいる場合ではない。
大好きなリュディを早く元に、正気に戻してやらなければ。
パルはリュディにそっと顔を寄せ、薄い唇に自分の唇を合わせた。
「んぅ」
リュディは嬉しそうに応え、パルの首に腕を回す。
女同士の倒錯的なキスを繰り返しながら、パルはリュディの胸を左手て揉み始めた。
「んんっ」
リュディの口角が上がり、もっともっとと身体をくねらせる。
パルの右手はさわさわと背骨をなぞり、脇腹を通って前から股間を撫でた。
「んふぁん」
『精』は吸い付くされたリュディだったが、男性器はちゃんと勃っている。
勃っているが多分クリトリスと同じなのだろう。
女だって興奮するとクリトリスが硬くなるし、敏感になる。
パルはその巨大すぎるクリトリスに手の平を押し付け、ぐにぐにと揉みながら濡れた穴へと指を潜り込ませた。
「あん やぁん もっとぉ」
少し身体を反らせて腰を揺らすリュディの胸元をはだけさせたパルは、剥き出しになった乳首を口に含む。
「んあっ キモチイイっ あぁん」
ちゅうっと吸いながら舌先で転がしてやると、リュディの口から悩ましい声があがった。
淫口に挿った2本の指を曲げて腹側を刺激させると、中がきゅうっとうねる。
リュディの息づかいと身体の動きでイイ場所、好きな愛撫を瞬時に探り当てたパルは彼女を絶頂へと導くべく動きを速く激しくしていった。
「んああっ パルぅっ だめ だめっ イクっイッあぁっああぁぁあっ!!」
ビクビクと身体を震わせたリュディは、大きく息を吐いた後くてんとパルにしなだれかかる。