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アネクメネ・オアシス
【ファンタジー 官能小説】

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キモチノモンダイ-6

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「ね……パルの……見せて」

「はい?」

 四つん這いでにじり寄ってきたリュディに、パルはきょとんとして聞き返す。

「男性器は……テオの見たから……パルの見たい」

 テオとヤッて性に興味が出てきたらしいリュディに、パルはにんまり笑う。
 殻に閉じ籠り気味だったリュディには良い兆候だ。

「良いけど、アタシのも普通の人間とは違うよ?」

 パルはいそいそと服を脱ぎ捨て、足をエム字型にする。

「外見は……一緒よね?」

「多分」

 リュディはかぱっと開いたパルの足の間にある性器を良く見ようと顔を近づけた。

「やあん♪リュディが見てるぅ♪」

 息がかかる位に近くに顔を寄せるリュディに、何だか恥ずかしいのだが堪らなく興奮もする。

「クリトリスって……どれ?」

「はぁ……ここぉ」

 パルは指でクリトリスを弄って教えてやる。

「ああん、気持ち良い♪」

「あ……濡れてきた」

 クリトリスの下にある亀裂からトロリとした液体が溢れ出てきた。

「はぁはぁ……だってぇ見られながら自分でスルのって意外と興奮するんだもん」

 良く考えたらオナニーなんかした事無い。
 食欲はあっても性欲は特に無いし、オナニーしたってお腹は膨れない。
 だが、食欲と切り離してやってみると気持ち良い……クセになりそうだ。
 オナニーに夢中になるパルを見ていたら、リュディも身体が疼いてきた。
 自分の股間を触ってみると、男性器が硬く自己主張している。
 リュディは下着を脱いで女性器にも指を這わしてみた。

クチュ

 濡れている音が妙にはっきりと耳に届き、身体が益々熱くなる。

「あん リュディも……興奮してる?」

「……うん……は……あぁ」

 リュディは流れる愛液を肉棒に絡めて自身を扱き始めた。

「あぁん なんか嬉しい あ やだぁ イキそっ」

「イッて見せて」

「あ はあっ イくううぅっ――――!」

 ビクンッと身体を反らしたパルが何度も震えて絶頂を味わう様は、リュディから見ても色っぽくて魅力的。
 成る程、テオが言っていた『女のイクとこが好き』の意味が分かった。



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