キモチノモンダイ-10
「はぁ……はぁ……はぁ……」
リュディの荒い呼吸を首筋に感じながら、パルはテオに視線を送った。
女2人の絡みを見て何とか気分を盛り上げたテオは、どうにか勃ち上がった肉棒を扱きつつリュディの背後に忍び寄る。
「ひうっ」
背後からパルごとリュディを押し倒したテオは、ぐいっと腰を持ち上げで問答無用で肉棒を捩じ込む。
「あ……あぁ……」
リュディは目を見開き口をパクパクさせて空気を貪った。
イッたばかりのリュディの身体は、挿れられただけで呆気なく達したらしい。
ずにゅ ぐちゅ
「ぅあぁっ……テオぉ……すごい」
容赦無く動き出すテオに、リュディは悦びの声をあげる。
テオはその口に指を突っ込んでぐちゃぐちゃに掻き回した。
「んむぅ は 」
リュディは嬉しそうにそれを受け入れ、時折吸ったりしている。
四つん這いになったリュディの下敷きになっていたパルは、ずりずりと下がって彼女の胸にしゃぶりつく。
「んはっ はあん」
更にリュディの小さい肉棒も扱いてやる。
「んっ ん゛んんっ―――――ッ」
イッたばかりなのに敏感な部分を集中攻撃されたリュディは、何度目か分からない絶頂に放り投げられた。
ガクガク震えたリュディはふっと意識を飛ばしてパルに倒れる。
「ぶにっ」
押し潰されたパルは変な声を出してジタバタもがく。
「大丈夫か?」
「ぶはっ苦しっ」
テオは苦笑しながらリュディを抱えあげ、パルを救い出した。
リュディの柔らかい胸に鼻も口も塞がれていたパルは、ゲホゲホ咳き込む。
テオの腕の中でくったり弛緩したリュディの顔は、いつもの彼女に戻っていて心底ほっとする。
「……本気じゃないって事かなぁ」
ポツリと呟いたテオの言葉に、パルは眉を潜めた。
「けほっ……どゆこと?」
「ん〜…何て言うか……リュディってタイプなんだよな」
「そうなんだ?」
「うん。大人しめ、ちょっと年上のお姉さん、可愛いよりも綺麗め……結構、ドストライク」
リュディを寝かせたテオは、彼女の顔に張り付いた髪を掻き上げてやりそのまま頬を撫でる。
「だけどさ……こんなんなっちまったリュディ見て……正直ヒいた」
理想の女性の本性を見て幻滅してしまったのだ。