投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Twin's Story 外伝「Hot Chocolate Time 2」〜精通タイム
【学園物 官能小説】

Twin's Story 外伝「Hot Chocolate Time 2」〜精通タイムの最初へ Twin's Story 外伝「Hot Chocolate Time 2」〜精通タイム 0 Twin's Story 外伝「Hot Chocolate Time 2」〜精通タイム 2 Twin's Story 外伝「Hot Chocolate Time 2」〜精通タイムの最後へ

精通タイム 前編-1

 すずかけ町の有名スイーツ店『Simpson's Chocolate House』の双子の兄妹健太郎(12)と真雪(12)は、4月に地元の公立中学校に揃って入学することになっていた。

 入学式の前の日、シンプソン家を訪ねていた海棠親子は、セーラー服姿の真雪を見て、目を細めていた。
「真雪もいよいよ中学生か」ケンジ(32)が微笑みながらコーヒーカップを口に運んだ。
「似合ってるよ、真雪。なんか、すっかりお姉さんって感じだな」ケンジの妻ミカ(34)もそう言って隣に座った小三の息子龍(8)の頭を乱暴に撫でた。「龍もそう思うだろ?」

 龍は少し顔を赤くして言った。「いつものマユ姉ちゃんと違う。何だか……」

「ふふ」
 真雪は龍に笑顔を投げて、くるりと身体を回転させて見せた。真新しく、プリーツの折り目がきちんと揃ったスカートがひらりと広がった。
「きっと中学校では男子生徒の注目を浴びるぞ」ケンジが言った。
「そうやな。バストも立派になってきたよってにな」ケネスが悪戯っぽく笑った。

 龍が不安そうな目を真雪に向けた。「マユ姉ちゃん、中学校で彼氏作るの?」
 真雪が龍の隣にしゃがんで肩を抱いた。「作らないよ、たぶん」
「そう」龍は安心したようににっこりと笑って、テーブルのチョコレートに手を伸ばした。

「あのう……」

 テーブルのそばに、学生服を着た健太郎が立ちすくんでいた。
「ちょっとぐらい、僕のことも話題にしてくれてもいいじゃん」健太郎は口をとがらせた。
「おお、そうだったそうだった」ケンジが健太郎に目を向けた。「おまえも立派になったぞ、健太郎」
「ほんとに逞しくなったね」母マユミ(32)がケンジとケネスのカップにデキャンタからコーヒーをつぎ足した。「ちょっと見ない間に」
「って、母さん、いつも見てくれてないの? 親なのに……」

 一同は笑いに包まれた。

「何か、マユばっかり話題にされてるみたいな気がするんだけど……」
 健太郎は面白くなさそうにあぐらをかいてテーブルに向かい、飲みかけていたグラスのジンジャーエールを飲み干した。


 『Simpson's Chocolate House』二代目店主はケネス・シンプソン。その妻マユミは、海棠ケンジの双子の妹だ。
 ケンジとケネスは高校以来の親友同士。ケネスが部活留学でケンジの高校の水泳部に一時入部していた時に、意気投合した。
 ケネスの父アルバートは、腕の良いショコラティエ。大阪人のシヅ子と結婚し、日本で修行した後、母国カナダでチョコレートハウスを開いていたが、息子のケネスが高二の時に、日本にやってきて今のこの店をオープンさせた。
 ケンジは大学の水泳サークルで知り合った二年先輩のミカと卒業後に結婚し、地元のすずかけ町のスイミングスクールを夫婦で経営していた。


Twin's Story 外伝「Hot Chocolate Time 2」〜精通タイムの最初へ Twin's Story 外伝「Hot Chocolate Time 2」〜精通タイム 0 Twin's Story 外伝「Hot Chocolate Time 2」〜精通タイム 2 Twin's Story 外伝「Hot Chocolate Time 2」〜精通タイムの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前