オモワク-16
成人男性のに比べたらサイズは小さいし、皮も被っている。
その下に玉袋は存在しているが、女性器の大陰唇と一体化しているようで、そこを触ると微かにコロコロしていた。
しかし、それ以外は完全な女性器で両性具有と言ってもリュディは女なんだなぁとしみじみ思う。
「テ……テオ……?」
股間を覗き込んだまま何も言わないテオに、リュディは恐る恐る目を開けて声をかけた。
やっぱり気持ち悪いのだろう、という恐れと諦めの眼差しの先には……にまあっと笑うテオの顔があった。
「これってさぁ……まるで、でっかいクリトリスだな」
「クッ?!」
「だって男性器っつうわりには小せぇし、女の方はしっかり女だもんなぁ」
テオの言葉にリュディはまじまじと自分のソコを見る。
他の女性器など知らないが、確かにテオのとは全然違う。
「今度……パルの見せてもらおうかな……」
2人並べて自分のと比べてみたい、とリュディは思う。
「ま、外見は人間の女と一緒だからな……中は全然違ぇけど」
「そうなの?」
「ああ、半端ねぇよ?アイツん中」
「……テオ……私ので気持ち良くなれるかな……?」
ちょっと不安になったリュディはそっとテオを見上げる。
「……ぶわぁか」
その上目遣いがキュンキュンに可愛くて、テオは伸び上がって唇に吸い付いた。
「んっ」
深く深くたっぷりと唇を合わせたテオは、少し唇を離してリュディと額を合わせる。
「オレの事は良いんだよ……」
囁いたテオは再び唇を重ね、リュディの控え目な胸に手を這わした。
「ぁ……んぅ……」
うにうにと揉みながら指先で硬くなった中心を探ると、リュディの鼻から息が漏れる。
唇から離れて顎を伝い、喉を少し往復して鎖骨を舌でなぞり……焦らしながらゆっくりと隅々まで味わいつつ服を脱がしていく。
胸が露になると、綺麗な桃色の蕾にかぶり付いた。
「んあっ?!あっあぁっんんっ」
思わずあがった矯声にリュディ自身が驚き、慌てて両手で口を塞ぐ。
「寝た子を起こすなよ?」
今、パルが起きたら『狡い』だの『勿体無い』などと煩く言うのは分かっている。
リュディとは初めて身体を重ねるのだから、邪魔されたくは無い。