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アネクメネ・オアシス
【ファンタジー 官能小説】

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オモワク-14


「硬くなってる」

「う……言わないで……」

 硬くなってるのは男の部分。

「一緒だ」

 テオはリュディの手を自分のソレに導いて触らせる。

「わっ……硬い……それに……大きい……」

 普通の男性の性器をまともに触ったのは初めてだ。
 リュディはテオのソコを興味深く撫で撫でする。

「はっ 見る?」

 小さく息を吐いたテオが問いかけると、リュディはコクコク頷いた。
 クスクス笑ったテオはごそごそとズボンを脱ぐ。
 毛布を被ったまま身体を捻ったリュディは、ぶるんと飛び出したテオの肉棒を見て息を飲んだ。

「私のと……違う……」

 基本的な形は同じだが、太さや硬さ、浮き出た血管……正に男のシンボルと言うべきモノだ。
 リュディは恐る恐る手を伸ばして、指先でソレに触れる。

「ふっ はあ」

 裏の方を撫で上げるとテオの口から溜め息が漏れ、肉棒の先っぽからじわりと液が滲み出た。
 リュディはしなやかな手できゅっと肉棒を掴み、舌を伸ばして滲み出た液を舐めてみた。

「ぅあ?!」

「……んっ……ちょっと……苦い」

 どうしてパルはこんなモノを美味しい美味しいと言って舐めるのだろう?
 それとも、精液はこれより美味しいのだろうか?

 妙な好奇心が芽生えたリュディは、精液を吐き出させる為に肉棒をかぽりと口に含んだ。

「リュ……リュディっ……ぁっ」

 ぢゅくぢゅくと音を立てて吸い付くリュディの舌が、的確にテオに刺激を与える。
 フェラチオはいつもパルにしてもらっていたので、どこをどう刺激したら気持ち良いか良〜く分かっている。

「うぅっ は んぁっ」

 テオから声が漏れる度に、口の中のモノがビクビクと動き、その動きに合わせて更に硬く大きくなっている気がする。

「う あぁっ だ……めだっ……リュ……出っ」

ドクンッ

「んうっ?!」

 全部言い終わらない内にテオが爆発し、口の中に広がった苦味にリュディは顔をしかめた。

「うっ うぅ」

 ぢゅるるると吐き出される精液の勢いが止まり、リュディはそれから口を離す。
 口の中に溜まった液体は何だかぬるんとした舌触りで、味も……正直言って不味い……リュディはもそもそとテントから這い出して、口の中のモノを外に吐き出した。



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