投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

結び目のない赤い糸
【コメディ 官能小説】

結び目のない赤い糸の最初へ 結び目のない赤い糸 1 結び目のない赤い糸 3 結び目のない赤い糸の最後へ

結び目のない赤い糸-2

紳士
「懐石料理もたまにはいいもんですね」
 牛丼の特盛りのほうが腹持ちいいんだけどなあ。


婦人
「ほっぺが落ちるって、こういうのを言うんですね」
 ファミレスならカードのポイントが貯まるのに。


紳士
「あはは」
 とりあえず笑っとけ。


婦人
「うふふ」
 なんで笑ってるんだろう。


紳士
「あのう、ご趣味は?」
 このタイミングでよかったんだろうか。まあいいや。


婦人
「映画を観るのが好きです」
 お見合いによくある台詞。だけど、これが普通なのかも。


紳士
「お好きなジャンルは?」
 エッチな映画とかも観るんだろうか。


婦人
「恋愛ものは大体チェックしてますね」
 ホラー映画が好きだなんて、絶対に言えない。


紳士
「機会があれば、是非ともご一緒したいですね」
 ベッドシーンが出てくる恋愛映画もあるしな。


婦人
「一人で観るより、二人のほうが楽しいですもんね」
 幽霊に萌える女でもよければ。


紳士
「休日はどうやって過ごしているんですか?」
 一人であんなことやこんなこともしてるのかな。


婦人
「資格の勉強とか、あとは料理の腕を磨いている最中です」
 恋愛シミュレーションゲームもやってます、はい。


紳士
「ミノリさんの手料理、僕も食べてみたいな」
 ついでに彼女のことも食べてしまいたい。


婦人
「それじゃあ、キャラ弁の味見をお願いしちゃおうかな」
 マニアックなキャラしか作らないけど。


紳士
「僕、胃袋にはけっこう自信があるんです」
 あっちのテクニックには、ぜんぜん自信がないけど。


婦人
「たくさん食べてくれる人、私は好きです」
 私も食べられちゃうのかなあ、なんて。


紳士
「ミノリさんみたいな人が奥さんなら、毎日楽しくて仕方ないだろうな」
 いろんな体位にチャレンジしてみたい。


婦人
「偶然ですね。私もおなじことを考えてました」
 私の性癖を受け止めてくれるかな。


結び目のない赤い糸の最初へ 結び目のない赤い糸 1 結び目のない赤い糸 3 結び目のない赤い糸の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前