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アイツがあたしにくれた夏
【コメディ 恋愛小説】

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崩壊(性描写あり)-9

……すごい。


あまりの迫力にゴクリと喉を鳴らしてしまう。


重力に逆らうように茂みからグッと鎌首を持ち上げている駿河のペニス。


男の人の平均的なサイズがわからないから、駿河のが大きいのかどうかもわからないけれど、処女のあたしにしてみれば充分畏怖する大きさだった。


「小夜、触って」


「あ……」


手を引かれ、触れてみたそれ。


温かくて、大きくて、中に骨でも入ってるんじゃないかってくらい固かった。


自分にはないこの器官があたしの中に入ってくるんだ……。


エッチなDVDなんかでは一つになった女の子の声のあげ方が前戯の時のそれよりも、さらに鬼気迫るほど激しかった。


何度も上り詰め、髪を振り乱して喘ぐ女の子の姿はホントに気持ちよさそうで、それを思い出しながら自分の脚の間に手を伸ばすこともしばしばあった。


でも自分の指で得る快感は、駿河の指や舌には到底敵わなくて、今日初めて、自分以外の人に触られる気持ちよさを知った。


きっと、この先を経験したら、何かが崩壊してしまうかもしれない。


もちろん、怖い気持ちはある。


でも、駿河のペニスを触っていたら、恐怖よりもこれを挿れて欲しいという思いが強くなった。


痛みでうまくいかないかもしれないけど、駿河が欲しい。


あたしはもう一度生唾を飲み込んでから、


「駿河……、欲しいよ……」


と、蚊の鳴くような声を振り絞った。






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