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鬼退治
【鬼畜 官能小説】

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取り込まれる鋼-22

「まだ、立ち向かってくるか」

勝は手にチカラを溜めた

「うぉぉぉっ!剛腕パンチ!」

空気を巻き込むように抉り出されたパンチは了の顔に向かっていった

「弱いね、ミラーカウンター」

了の顔の前に白い鏡が現れた

勝は鏡ごと了を殴ろうとしたが

鏡に拳が当たった瞬間、勝の拳は自分の顔を殴りつけていた

「ぐはぁっ!?」

「おれっちには勝てないよ、能力ももらったし、逃げたいなら逃げていいよ」

勝は初めて味わう感覚だった

(自分より強い人間…これが敗北か…)

「逃げない、殺せ」

勝は体を元に戻した

「潔い人は嫌いじゃないよ、じゃあね、デビルショット」

了の銃から放たれた弾丸は勝の眉間を撃ち抜いた

それっきり勝が動く事は二度となかった

「能力者にも狙われるとはね〜、終わったしゆっくりしよっと」

エレナは了を見た

(能力者で最強なのは嘘じゃない…鬼人を倒したあの能力者を…)

エレナは震える事しか出来なかった


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