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2人の物語
【青春 恋愛小説】

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2人の物語-1

『あ〜もしもし、光一?今日さ〜…』『あ〜そうなの?うん…』俺は光一(こういち)、高校1年生で今電話で話してるのが彼女の智香(ともか)俺は智香に告られて付き合ってる。と言っても雰囲気でOKしちゃったんだけど…。俺は電話中というのに漫画を読んでいる。別れ話をしようとしたがうまくタイミングがなくて言えないままだった。『じゃね光一。また明日学校で。』と言って智香は電話を切った。あ〜また言えなかったよ…。そう思いながらなんとなく向かいの家を見る。そこは幼なじみの鈴音(すずね)の家。しかし誰もいない。中1の時に引っ越してしまった。俺にとって鈴音が初恋だった。引っ越してしまった時はホントに大泣きをした。あんな約束をしたのに…。そんなことを考えながらいつの間にか寝てしまった。『光一おはよ』『あ〜智香おはよ』普通にあいさつして自分の席についた。だけど眠いせいかうつむいて寝ていた。いつのまにか先生が来てホームルームが始まっていた。『え〜今日は転校生を紹介する。」『この時期に転校生かよ』と思った。『えっと、
岡野鈴音です。よろしくお願いします』その名前を聞いた瞬間光一は転校生の顔を見た。『鈴音?あ〜鈴音じゃん』反射的に言葉が出た。『え?‥あ、光ちゃんだ〜』鈴音も気付いたようで俺のことを昔と同じように「光ちゃん」と呼んだ。もちろん周りの人たちの目は2人に釘づけ。それに気付いた俺はスッと座った。鈴音の席は俺の横だった。でも周りの目が気になってそれから話すこともできなかった。そんな感じで今日一日は終わってしまった。家に帰ってからは漫画を読んだり雑誌を見たりそんな感じで過ごしていた。その時、コンコン。窓の外から音がした。急いでカーテンを開けるとそこには鈴音がいた。窓を開け『お前な〜なんだよ?てかなんでそこに居るの?』『隣の家があたしの家で光ちゃんの向かいの部屋があたしの部屋だから!』『あの家に戻ってきたのか!』俺はめちゃめちゃうれしかった。『光ちゃん何ニヤニヤしてるの?もしかして覗く気?』『そ、そんなわけあるか〜』っと冗談を言い合いながら2時間くらい話をした。それから彼女とも別れ鈴音と毎日一緒に過
ごした。鈴音が転校してきてから1ヵ月、今日は2月14日そうバレンタイン。しかも鈴音と初デート。『光ちゃん!行こ〜』『はいよ〜』2人はまず映画を見に行った。鈴音が見たがっていたラブストーリー。しかし泣いたのは俺のほうだった。『光ちゃん、はいハンカチ。』『あ゛、あ゛りがど〜』格好悪いところ見られちゃったよ。それから2人はカラオケに行った。2人は色々な曲を歌った。そして曲が終わってマイクを持っていた鈴音がいきなり『光ちゃんはあたしのことどう思ってる?』『え…俺は…好きだよ。…うん…大好き…』それから光一は鈴音を抱き締めキスをした。『あたしね、ファーストキスなんだ』『えっ?俺なんかでよかったの?』『約束…覚えてないの?光ちゃん言ったじゃん!鈴音と結婚するって!』『鈴音は覚えてたんだ。俺、忘れてた。ホントにゴメン!でも俺は鈴音のことが大好きなんだ。』『そんなに好きなら許してあげる。ね、もう1回キスして…』俺は鈴音と付き合いはじめた。高校はモチロン大学まで同じところに行った。1日中鈴音のことを考え
ている。て言うか他のことが考えられない。今日は鈴音の誕生日。『光ちゃ〜ん!お待たせ』『よっ!ここ夜景が綺麗だろ〜』『ホントだ〜』『鈴音、これプレゼント』『え?これって…』そこには誰が見ても分かる指輪が…『鈴音、俺と結婚しよう。』『うん…』俺は鈴音を抱き締めた。『お前のこと絶対に幸せなするから』『光ちゃんといられるだけで幸せなんだけど?』素敵な2人の物語はまだ始まったばかりなんだ…


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