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サディスティック・スパイラル
【SM 官能小説】

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スパイラル-4

以前にブラのカップごと小宮山に洗濯バサミを取り付けられた時とは比べものにならない痛さだ。激痛に苦しむ冴子の舌にぶら下がっている残りの洗濯バサミをはずすと、もう一つの乳首にも食い込ませた。
「ひああああああああああああああっ! ぐわああっ!」
「どうした、こっちのほうが痛そうだな。だが今度はただでは外せないぞ。お前の口で俺のペニスを満足させろ」
嗤いながら竹中がスーツを脱ぎ捨てると贅肉のない肌があらわれて、ズボンごと下着を脱いだ股間からはペニスがいきり立っている。胴が太い幅広のペニスが冴子に突きつけられた。
筋張ったペニスを痛みから逃れたい一心でかぶりつくように咥え込んで頭を上下に振りたてる。
「そんな感情のない奉仕で俺が満足するとでも思っているのか。そんなことでは何時まで経っても乳首を赦すことはできなぞ」
冴子はだんだんと痛みが増してくる乳首の警報音に急き立てられて、今までにしたことがない激しさで咥えたペニスを口腔の全てを駆使してしごき上げるが、感情などとてもではないが移入するどころではなかった。唾液にまみれるペニスからドロドロと涎が落ちてゆくが一向に、その木の根が揺らぐことはなく咥内にそびえ立ったままだ。
遂に痛みの限界に冴子は赦免を求めた。
「もう、もう駄目です! 限界っ! お願い、はずしてぇっ!」
「お願いします、だ。お願いしますご主人様、といってみろ」
「お願いします、ご、ご主人様! あああっ……」
「谷のことも白状するな?」
「はいっ! 言います! はっ、早くお願いっ! 全部いいますぅっ!」
「よし、それなら赦してやろう」
解放した乳首を、しゃがんだ竹中が親指の腹で撫ぜながら谷との関係を尋問しだした。痛みが引くにつれ、感度を取り戻した乳首が竹中の指に反応し冴子は喘ぎながら谷との関係を全て自白した。

「なるほどお前はS女の要素も持ち合わせているようだ。だが、俺の前ではMに徹するよう調教してやる。小宮山につけられたMの刻印をハッキリと焼きつけてくれる」
ボストンバックから数本のコードを掴みとった手からは楕円のローターが、幾つもぶら下がっている。
「痛みに耐えたご褒美のローターだ」
絡みついたコードをほぐして、一つ一つを丁寧に揃えてスイッチを入れてゆくと絨毯の上で唸りを発した親指ほどの大きさの楕円形が5個並んだ。
冴子の膝立ちのままの股間を下から覗きながら、滝山はローターでバギナをなぞりだした。あんなに乳首に激痛をくわえられたにもかかわらず、しっとりと潤ったバギナの襞の表面を機械の振動が上下に撫で始めた。
狭間にちんまりと隠れている敏感なボタンを掠るたびに冴子の身体に震えがはしる。
素知らぬ顔で往復させていているが、その存在と反応を竹中が気ずかぬはずはなく、徐々に反復がクリトリスにむかって狭められてゆく。
狙い撃ちされて逝くことに、こみあげる暗い淫靡な欲情を表わさぬように気を保つ冴子は、瓦解してしまう予感に絶望感に似た気持ちを抱いていた。Mから脱してSとして谷を支配する悦びを見出したのもつかの間、また牝犬として男に奉仕し仕える立場に堕されてゆくのだろうか。
「ああああ……」
楕円のカプセルが円を描いてクリトリスをいたぶりだした。ビリビリとした電気が膝立ちの身体に震えを走らせ、縄で不自然に絞り出された乳房までも弾んでいる。竹中によって操られる玩具で女の弱点を的確に責められ、脆くも屈してゆく性を呪うしかない。
「あああっ! くうぅっ……。やめてええええっ! そこだけするのはっ!」
陰核への集中砲火をあびて前のめりに崩れた冴子の髪の毛を掴んで再び元の膝立ちの体勢に戻して竹中が嗤いながら言った。
「今から一個づつ、お前のバギナに放り込んでやる!」
「あああ……。止めてください、そんなに沢山入れるのはっ!」
「ローターをクリに押し付けられたら『お入りなさい』と言え」
唸る振動音を発した楕円の機械が再びクリトリスに押し付けられた。
「ひいああああああっ! 逝くううううぅ!」
「逝くのは結構だが『お入りなさい』を言わないかぎりローターが離れないぞ、うははははっ!」
このままクリトリスを責め続けられていては、女の性をむき出しにされた憐れな姿を晒してしまいそうだ。後ろ手に縛められた身体を震わせながら腰が砕け、必死に立て直しながら冴子は叫んだ。
「おっ! お入りなさい……。うぐっ!」
「よし、入れてやる」
クリトリスを離れたローターが滴りきったバギナに押し込まれ、更に突き立てた指で奥へ追いやられる。
「ぬうううううっ! そんなに入れないでください……」
クリトリスから離すことに難を逃れたつもりだったが、中からも追尾の手がかけられ、冴子は逃げ場を失った。
「ぬぐううううううっ! 奥にいれないでえええっ! くああああっ!」


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