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サディスティック・スパイラル
【SM 官能小説】

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スパイラル-20

「ひいいいいいいっ!」
いきなり埋没していたディルドを引き抜くと膨張した肉の合わせ目から粘っこい湿音がした。
思わず身体から引き抜かれた大きな人工ペニスに目をやると、湯気をあげそうなほど体液で滑りを発している。
竹中がクネリスイッチを入れると大きな器械音と共に生きている節足類のように胴体をのた打ち回らせ始めた。
「ほら、なんてイヤラシイ動きをするんだろうね。流石の冴子もこれで逝きまくっていたじゃないか。理緒はパパが一番なんだから、あんな醜態は晒さないはずだよね」
潜る穴をやみくもに探すミミズのような動きをするディルドを突きつけられて、竹中への忠誠を理緒は問われている。もし、あのまま竹中がディルドを引き抜いていなかったら理緒は頂点に追いやられていたかもしれない。胴体部の振動が加えられただけでも鋭く反応していた身体が、バギナの中でこの動きで、こねくりまわされてしまったら持ちこたえるか自信がなかった。
「パパ、もうディルドは十分だわ。パパのが欲しいの」
「おお、そうか理緒はパパのが欲しいのか。この最期の関門をクリアしたら存分にパパを堪能させてやるからな」
「いやあああああああっ! もう赦してええええぇっ」
激しく抵抗する力に足首を押えていた手が外れてしまい、竹中は慌てて曲げた腕で理緒のひざ裏を掬い取って今まで以上にグイッと大股開きにした。鏡の中でポッテリと膨らんだあわいには、疼きに吐露した情欲の滑りが加わり原色の南国花を思わせた。自分の生々しい性を見せつけられて思わず目をそむけてしまう理緒を、巣穴に潜ろうとするディルドが目覚めさせる。
「ううううっ! 来ないでえええっ!」
ブルブルと鎌首を振りまわるディルドが押し付けられると、いとも簡単に亀裂を広げて潜り込まされてしまう。
「ぬううううっ……。ぬあああああああああっ!」
「グリグリの回転部が入ったぞ。どんな感じだ、理緒」
亀頭部下の内蔵された数個のボールがグリグリと回転して、表皮がランダムに突起しながらバイブをかけて苛む。
「ああああああぅ……すごいっ……すごく暴れ回っていますぅ……あはっ! あふうううっ! パパ、パッ パパっ! ダメ、赦して……」
のけ反った身体でガクガクと大きな痙攣をしながら絶頂の寸前で持ちこたえている理緒を見て竹中はディルドを一気に引き抜いた。
「クッ! はああああああっ、ハアッ!」
「よく我慢したぞ、理緒。さあ、今度は全部呑み込んでみろ」
理緒が絶頂を我慢したように見せかけているが、竹中は崩壊寸前でディルドを引き抜いているのだった。理緒が崖ぷちに追いやられアクメに表情を歪ませ身体を引き攣らせるさまを、竹中が嗜虐の嗜好を満喫していた。
ハア、ハアと引きずり回された犬のように苦しげな息をつく理緒に冷徹な竹中がディルドをかざす。
「ほらほらほら、今度は全部入れるぞ」
「くわあああああああああっ! 入ってきましたあああああっ!」
律儀に実況を続ける健気な理緒に峻厳の唸りが捩じ込まれる。
ジュウブブブッ! ジュブブブゥッ! 感情のない器械と湿った肉の音が混ざり合い、もう理緒の情欲の高まりが隠しようもない淫靡な音となって現れている。
「ダメダメダメ、ダメええええっ!」
「我慢しろ、我慢だ、理緒」
真っ赤な顔でブルブルと震えている理緒を尻目に埋没させて素知らぬ顔でジュブジュブとかき回している。
「うぐっ! ……つうううううううっ! ダメええっ、逝くうぅ!」
ヌポッ! 
「ふうわあああああああぅ……」
寸でのところでディルドを抜かれた理緒は昂ぶった気持ちに水をさされてストレスが溜まってくる。
竹中は我慢を強いながら実は理緒を生殺しにして、のた打ち回る様も楽しんでいるのだった。
「さあ、もう一度入れるぞ!」
「もうイヤっ! パパで、パパで逝きたい。パパ、してっ!」
「理緒、ディルドの味をしめたな。ディルドが気に入ったのだろう」
「違う、違うわ。もうディルドはたくさん。パパが欲しいの」
竹中の手に突き立てられたディルドが滑りをまとって暴れている。
「さあ、最後の審問だ。理緒は持ちこたえられるかな」
すっかり馴染んだ人工ペニスがズブズブと埋め込まされて、短い尻尾を残して理緒の身体に埋没された。動く胴体を呑み込んだ身体に器械の音が吸収されて淫猥な雑音が消えて室内が急に静かになった。
「うぐぐぐぐぐ……」
吐息を漏らしてから歯をくいしばった理緒の赤くなった鼻からスゥーハアーと逝くのを堪える鼻息が漏れ出ている。
「冴子を懲らしめている時、理緒はどうやったか覚えているかい? 冴子のクリトリスを撫でていたんだよね、そうだろ」
「うぐぐぐぐぐっ!」
歯をきつく閉じたまま理緒は哀願の目を竹中にむけてイヤイヤをした。
「理緒は敏感なクリちゃんをいじくられても耐えきることができるかな。パパはそれが知りたい」
「ぐうううううふっ、いいいいいいいっ!」
その悪戯を聞くだけで突き出した陰核に意識が集中してしまい触れられる前から過剰に反応してしまう危うさを感じさせてしまう。
突き刺さったままのディルドの尻尾がグルグルとうねりながら、もがいて神聖な園を掻き乱し暴れ回っていることが伺われる。この極限状態で更に神経の集中した敏感な小豆に刺激を加えようものなら淫の電流で感電死しそうな状態だ。


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