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サディスティック・スパイラル
【SM 官能小説】

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スパイラル-14

「あああ……、もう赦して……。あっ、あうっ! こ、壊れそう!」
「たかがディルドで逝かされたくらいで、泣きをいれるとは情けない。それ、しっかり腰を振って俺を逝かせてみろ。ふふふっ。おい、理緒早く俺に跨って冴子の乳首を吸ってやれ」
先程までは竹中に突き上げられて根をあげていた冴子が自ら腰をユラユラと打ちつけだしている。竹中を射精に導かなければ、恐ろしい仕打ちを受けるのを冴子も認識しているのだろう。その姿を見て理緒も慌てて服を脱ぎ捨てたものの胸と股間を掌で隠したまま立ち尽くしてしまう。異性の顔に跨るという行為が理緒にとっては、とんでもなく恥ずかしいことだった。
「理緒、はやくパパの顔を跨いでごらん」
「あああ……。なんてイヤラシイの、あああっ!」
膝立ちでにじるように竹中に跨って顔を横にそむけた。
竹中は豊かに膨らんだ理緒の臀部から延びる腿と、その中心の淡い肉の亀裂を目の当たりにして、恥じらう豊潤な肉体を意のままに操ることに興奮していた。
「くっ! ぬうああああああああっ!」
淫靡な肉体の構図に反応したペニスが硬度と膨張を増したようだ。怒張のえらに自ら腰を振りたてていた冴子が抉り回されて呻きを洩らし身悶えている。
「ほぅ理緒、濡れているじゃないか。冴子を見ながら興奮したのか」
「ち、違うわ! 濡れてなんかいない」
「嘘をつけ。それともお前もディルドでしてほしいのかな」
「いやっ! そうじゃないわ」
「ふふふっ、どれ、お前の蜜を舐めさせてもらおうかな。ゆっくりと俺の顔に腰を降ろしてみろ」
「うううううっ……」
中腰のままゆっくり腰をしずめる理緒のムッチリと湿った腿に舌を這わせ、淫猥な性の喜悦を隠し立てする乙女心に揺さぶりをかける。そのナメクジの軌道はジグザグと蛇行と寄り道をしているが、目的地は恥辱の湿地帯であることは明白だった。
そのジワジワと陰湿な焦らしに、悦楽を叩き込まれた理緒の肉体は期待と興奮を感じている。頑なに拒絶の意思をつらぬこにも調教された豊満な肉体は、欲情の垂涎を止めることができなかった。
目の前では冴子が止めようもない淫欲のうねりに身体をくねらせている。竹中に急き立てられて動かし始めた腰振りがスターターとなり自らエンジンを発動させてしまったようだ。串刺しにされた不自由な身体をしならせて切なげな目を泳がせている。
その目を見ているうちに理緒の被虐の性が共鳴し、それと同時に徐々に這い上がった竹中の舌がバギナをかすめ小さな悲鳴をあげた。
「あっ! 舐めないで……」
「うそつき理緒のヌルヌルを舐め取ってやる」
理緒は喜悦の声をあげそうになり、慌てて冴子の乳房に吸い付いて赤子のように乳首に吸い付いた。
「ひいいいいいいっ! 理緒ちゃん、赦してえええええっ!」
頭の後ろに手を組んだまま、のけ反った胸の先端をチュパチュパと吸い上げられ、冴子は渦巻く官能に身悶え続けた。
理緒は苦し紛れに吸引した冴子の乳首が咥内で小梅のようにしこっている感覚に欲情していた。わが身に置き換えた感覚が連想して起こることなのか理解できなかったが、そうすることに冴子の悦楽が倍増することに悦びを感じているのは確かだった。
竹中に跨った股間をまじかで見られ、体液を舐め取られる恥辱を味わいながら、同時に自分を陥れた冴子に淫責を加えている捻じれた状況。その倒錯した性のスパイラルに巻き込まれ、掻き乱される異様な気分になっている。
気がつくと理緒は鼻息を荒くしながら冴子の乳房を両手で揉みしだきながら唇を合わせて舌で撹拌していた。冴子も舌を絡ませてお互いの口の中で凶暴な生き物が暴れているようだった。縛められた冴子の髪に指を喰い込ませ掻き毟りながら理緒が身体を細かく痙攣させだした。
「ひいっ! パパの舌が! ヌルヌルしてるよ。あっ、 気持ちいい……」
「理緒のアソコがパパのまじかで蠢いているぞ。ほらパパに舐められてドロドロになっているじゃないか。本当はイヤらしくされるのが好きなんだろ?」
「あああああっ! 変になりそう……、理緒、おかしくなりそうだわ」
「おかしくなってごらん、理緒。パパが大人の女に教育してあげるからね」
「あっ! あっ! いい、そこ、あああああっ! だめえええええっ!」
クリトリスに執拗な吸引と舌の跳ね上げがくりかえされてゆくと、理緒は冴子に抱きついたまま絶頂を向えていった。




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