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サディスティック・スパイラル
【SM 官能小説】

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コックリング-13

「部長が気に入られている、一度だけつきあうように、と本人には命じておきました。あとは部長のお好きなように扱って結構です」
なるべく接したくない相手に、冴子は突き放すような言い方になる。
「相原理緒……か。確か相原には君の所の谷とつきあっている噂があったはずだな」
「はい、そのような噂は耳にしたことがありますね」
「その谷と君の噂もあるようだね」
上目使いで覗きこむ竹中の頬に一筋の疵が、光の加減で写し出された。顔に疵のある男をスカーフェイスと呼ぶらしいが、ゾッとするような冷たい目つきだ。この人は何でこんな理科系の会社にいるのだろう。関わりたくない人間と出逢ってしまったものだ。
「さぁ、私は聞いたことはないし、身に覚えもありません。そもそも、そのような噂話に興味がありませんので。ではお膳立ては出来ましたので理緒のムッチリボディーをご堪能あそばせ」
「フッ……。ムッチリボディーか」
竹中が笑みを浮かべて呟くと疵痕がクッキリとあらわれて逆に凄みをました。
「はい、女の私からみても、そそられる肉体です」
笑みをうかべたままの竹中が冴子の身体に視線を移しながら背後にまわり始めて、冴子は再び緊張して身体をこわばらせたまま突っ立っていた。一周ぐるりと回り終えて目の前に戻った竹中がいきなり冴子の尻に手を当てた。
「ヒッ!」
「良い尻をしている。この尻よりも理緒の身体のほうが良い、というのだな」
力をこめた手が臀部の肉を掴み、谷間に指を滑らせている。
「か、必ずしや気に入られることかと……!」
「わかった。君の描いた“絵”にのってみようじゃないか」
「それでは私はこれにて」
いつまでも臀部から手を離さない竹中を振り払うように冴子はつかつかと社屋に戻って行った。
その左右に動く形の良い臀部を竹中は見送っていた。


12

リズミカルに動く手によって、パンプアップしたペニスが赤黒い怒張のまま喜悦の最高潮に達している。なおも集結する血流を逃すように天を向いたままコクコクとノッキングし続けている。
俊介は全裸で手を頭の後ろに組むように命じられ、立ったまま時々無意識に腰をよじっていた。
「あぐっ! うっ! うっ!」
ペニスの先には仕込まれたプラグの先端の玉が輝いている。下着姿の冴子の手で摩擦されるペニスからあふれ出た先走り汁が、銀色の玉から滴る甘露となって輝いている。
「我慢して、そう出そうになったら我慢するのよ。それでもだめだったら言うのよ」
俊介の吐息と切羽詰まった声が、部屋に籠った空気をもたらせている。
「あっ、出る! 出ちゃいそうですっ!」
その瞬間冴子がペニスの根元に力をこめて締めつけた。
「うぐっ! くっ!」
腰を引いた状態のまま締めけられたままのペニスだけが重たげな頭を持ち上げたまま張りつめて艶やかな塊になっている。
「……あああ……。なんとか持ちこたえました。ああ……」
冴子が手を緩めると、白濁まじりのトロトロの体液が糸をひいて流れ出てきた。
「俊介君、がんばったわね。あと一回がまんして」
「あああっ……。もう一回かぁ……」
既にうっすらと汗をかいた俊介は2回の“お預け”をクリアしないかぎりはごちそうにありつけない。
「そうよ。もう一回がんばれば、生でできるのよ。ほら固くなってきた」
射精を中断された牡の尖がりが、再び角を振り上げていどみかかってくる。
ほどなく爆発寸前に導かれペニスの根元を締めつけられた俊介は、ぎりぎりの線でつま先立っている状態になった。
「漏らさないで! がまんするの! 今の感覚を覚えなさい」
「くぅっ! ぐううぅ!」
へっぴり腰の滑稽な恰好のまま、言いなりになっている俊介が目を大きく見開いたまま口を半開きにしている。
「がまんできた! 出てないよ」
冴子の手から解放されたペニスが半立ちのまま涎をたらしている。
「よくできたわ! じゃぁ、ご褒美にしてあげる。でもそのまえにプラグをはずさなきゃね」
「ええ! 外すんですか!」
「当たり前じゃない。そんなもの付けていたらできないわ。大丈夫私が外すから」
牡から占有の証を抜き取る行為に冴子はゾクゾクとした気持ちでのぞんだ。涎を垂らした槍の先端部に取り付けられた金属の玉を指で摘まんだまま冴子は俊介の顔を見た。俊介は取り付けられた時の痛みを思い出しているのか、きつく目を閉じている。
唇に湿りをあたえて冴子が玉をゆっくりひねった。ピクリと一瞬反応して俊介が更に眉にしわをよせた。
「冴子さん! ゆっくり抜いてくださいね」
「分かっているわよ」
そう言いながら少し乱暴に回転させながら抜いてゆく。俊介は目を瞑っているので普通に抜き取っているとばかり思っているが、シルバーのプラグは回転を加えられることによって狭いペニスの管の中でより摩擦を生じていた。
「ああああっ! いつうううぅっ……」
手を後頭部に当てたまま上体を折り曲げて痛みに耐えている。
「痛いの? 良い子だわ、私と、したくて耐えているんだ。うれしい!」
痛みを与えながらも、その気持ちに偽りはなかった。自分の為に拷問に耐えている戦士に冴子の気持ちは萌えあがるのだ。目を開けないことをいいことに冴子は抜きかけたプラグを少し押し戻した。
「ぐわあああっ! あっ! 冴子さん押さないでくださいよ!」


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