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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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痴漢専用車両の真実-3

優子は悲鳴を上げる理紗のところに移動しようとして、優子の突然の出現に驚くプレイヤー達を掻い潜った。

しかし、それを予期して待ち構えていた陽子と寛子に行く手を阻まれてしまった。

驚いて声を上げようとした優子に、陽子は厳しい顔をしながら人差し指を口元に持っていき優子を制した。

「もうちょっと待ってね。しばらく大人しく見ていてくれる」

囁くように言った陽子だったが、その眼は真剣そのもので、迫力に圧された優子は不承不承に頷くしかなかった。

数人のプレイヤーに乱暴に抱えられた全裸の理紗が、傲慢な母娘の前に引きずり出された。その理紗への扱いには思いやりの欠片も見られなかった。

陽子の体越しに見えたその悲惨な光景に再び優子の体が反応する。

「と、止めないと」

前回とは違う鬼気迫る異常な雰囲気に、優子が再び身を乗り出そうとした。しかし、普段は穏やかな寛子が真剣な眼を向けて優子の行動を制して首を横にふった。

「止めたらダメよ!サイトの注意事項覚えてるでしょ」

――実際の車両内に於いては、ご自身以外の方に起こる出来事には干渉してはいけません。例え他の乗客がどんな扱いを受けていても決して止めたりしないで下さい――

寛子に言われてその内容を思い出したが、目の前の乱暴を優子は黙って見ている訳にいかなかった。

寛子の横をすり抜けようとした優子だったが、今度は後ろから陽子にギュッと抱きしめられた。

「貴女の出番はあるわ。でも、それはもう少し先なの。しばらく我慢して見ていて、お願い」

優子が動きを止めたのは、抱きしめながら囁く陽子の言葉に納得したからじゃなかった。優子を抱きしめながら陽子の体が震えていたからだった。

「よ、陽子さん…」


唖然とする母娘の前で、理紗は無理矢理四つん這いにさせられた。その理紗に対して浩司と呼ばれた男は髪の毛を鷲掴みにして、理沙の頭を床に押さえつけた。

「あああ…」

頬を床に押し付けられた理紗の涙が、車両の床に伝う。

「お前が恵里香の知り合いだったとは、あの時は全く知らなかったよ」

「ご、ごめんなさい…」

「そのお前がどうしてこうなったかバカ親子に説明してやれ」

浩司はそう言うと、理紗のむき出しの乳首を思い切り抓った。

「痛い痛い!やめてやめて」

「やめてだと?お前はオレに命令できる立場か」

浩司は理紗の髪の毛を掴みあげて、自分の顔に無理矢理向けた。理紗の顔に恐怖の色が浮かぶ。

「ごめんなさい。許してください。お願いします。許して許して」

「許す?許せる訳ないだろう。お前らに人生をメチャクチャにされたんだからな」

恵里香はこの時になってようやく理解した。

「浩司、あなた自分が何をやってるのかわかってるの?理紗を離しなさい!また犯罪を犯すつもり」

「オレは犯罪を犯した覚えはない!今も合意の上のプレイだ。なあ、恵里香の友だちの理紗!」

浩司は髪の毛を掴んだまま理紗の頭を揺さぶった。

「は、はい、そうですそうです。だから許して許して」

「浩司さん、やめなさいって言ってるでしょ。理紗さんを離しなさい」

見かねた悦子も浩司を止めに入った。しかし、その悦子の言葉に反応したのは責められている当の理紗だった。

「黙れババア。こうなったのもお前らのせいだろ!お前らが能書きを言えば言うほどあたしが責められんだから黙れ!」


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