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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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痴漢専用車両出発-2

【痴漢専用車両】から数両離れた位置で電車に乗り込んだ優子は、ガラス窓に映る自分の姿にドキドキした。その露出度の高い大胆な姿に期待感が膨らみ、自ずと股間熱くなってきた。

(5分してから行ったらいいのよね)

陽子の指示メールに『発車後5分してから【痴漢専用車両】に移動して来なさい』と有ったので優子はそれを守らなければいけなかった。

気もそぞろになってきた優子は、取りあえず【痴漢専用車両】の直ぐ近くで待とうと思い、数両離れた【痴漢専用車両】に向かって移動を開始した。乗客の少ない車両を選んでいるため、途中の車内にも人気はなく、直ぐに一つ手前の車両に辿り着いた。

一つ手前の車両からでも、次の車両のさらに先が【痴漢専用車両】だと直ぐにわかった。その車両に入る通路を塞ぐように、2人のプレイヤーが立っているのが、連結部分の左右の窓から窺うことができたからだ。優子はプレイヤーの目を避けるように、その一つ手前の車両のシートに腰を掛けた。

目を凝らすと、プレイヤー達が立つ後ろの扉には【貸切】の紙が貼っているのも見えた。今、優子は連結部分の左右の窓を通して、プレイヤー達の様子を覗いているが、その先の車両には中が覗けないように、連結通路の左右の窓には布が掛けられていた。

(へえ、こんなことになってたんだ。これなら安心して痴漢してもらえるわ)

関心した優子が、ふと、今いる車内に目を配ると、さっきの理紗という女が緊張した顔で座っているのに気づいた。

(さっきの女じゃないの。まさかゲストじゃないわよね)

【痴漢専用車両】のゲスト会員に『リサ』」という名前は無い。だからゲスト会員では無いのは明白だ。

(でも、マスターの顔見知りなのよね。マスターに居るのがバレたら拙いのかしら)

発車後2分が過ぎてその理紗が動いた。理紗の動きを目で追っていた優子は驚いた。

(えっ?なんで?)

理紗は硬い表情を浮かべながら優子の目の前を通り過ぎ、次の車両に続く連結通路を進んでいった。通路を抜けた途端、理紗はその場に立ち止まった。しかし、車両の反対端に立つプレイヤーに手招きされたため、少し俯き加減で足を進めた。

プレイヤーが理紗に何かを語りかけると理紗はこっくりと頷いた。そして促されるままプレイヤーと共に【貸切】の表示のある車両に入っていった。

(理紗ってゲストなの?)

優子は時計を見たが、まだ、5分は経っていない。陽子はくどい位に5分の時間を守れと何度もメールして来ていた。

もし、それよりも早く車両に入れば、例によって退会させるとの脅し付きだった。優子はソワソワしながら待つしか無かった。


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