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好きと言って
【女性向け 官能小説】

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人は忘れじ-4


「梨乃。もう・・・すごい。入れるよ」

指を引き抜くとぐっしょりと濡れた指で乳首を触りだした。
私がその快楽に目を細めた時
レン先輩が私の中に入ってきた。

「すげぇ気持ちいい。梨乃・・・
明日の約束が出来なくてごめん・・・・な」

明日の約束なんていらない。

だから。
好きって言ってほしい。

忘れろって言われたら
ちゃんと忘れられる。

ごめんなんて言わないで。
好きって言ってよ。

たった一言でいいんだよ。
好きって言って。


「ごめんな」

「レンせんぱ・・・。好き。好きぃ」

「ん。ごめんな」

「すきぃ。好き。好きだよぉ」

ずっと我慢していた涙が流れた。
好きな人に抱かれながら
ごめんと言われることが辛かった。

「俺が、俺がずっと覚えててやるから。
梨乃は明日になったら忘れろ。・・・・忘れろ」

「忘れなきゃ・・・だめ?」

「覚えてる方が辛いだろ。忘れろ。
俺が覚えててやる。俺がずっと覚えててやるから・・・」

私の涙を見たレン先輩は
涙を舐めるように目元にキスをする。
そしてゆっくりだった律動を早くして私を抱きしめた。

「はぁ・・ぁ・・ぁ・・・ぁああああああ・・・」

「梨乃」

「レンせんぱ。好きぃぃぃぃぃ・・・」

最後の涙の一粒と一緒に私はレン先輩にすべてをゆだねた。





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