ムカシムカシ-8
(は……恥ずかしい……っ)
両性具有だからではなく、普通に恥ずかしくてリュディの顔は湯気が出る程に真っ赤です。
「うんうん……成る程ね」
しゃがんでリュディの性器を凝視するパルに、リュディは益々赤くなります。
リュディの男性器は普通の同じ年頃の男の子と比べたら小さいものでした。
皮も被っていて、まだまだ未発達な感じです。
しかし、恥ずかしさから反応して勃っている様子は正常な男性器そのものでした。
「ね……え……?」
いい加減にして欲しくてリュディは薄く目を開けてパルに声をかけました。
「うん。思った通り。欲求不満だね!」
「へ?」
パルの言葉にリュディは目をぱちぱちさせます。
「男の子ってね、年頃になるとソコが疼いてくるもんなんだよ。女の子にもあるけど、男の子の方が強いの」
リュディはスカートを捲りあげたまま、やはり目をぱちぱちさせます。
「ど……うしたら良い?」
とにかくコレを治めないとムズムズして仕事が手につかないのです。
「自分で抜くの」
「ヌ……ク?」
「そう。手で持ってみて?」
言われた通りに手を添えると、肉棒がピクリと動きました。
「んっ」
リュディは何とも言えない感覚に顔をしかめます。
「まずは皮を剥いて……そうじゃなくて、ズルズルって感じでさ」
パルの言う通りにしようとするリュディでしたが、中々上手くいきません。
何故なら、リュディはソコを用をたす時と洗う時、つまり必要性が無い時以外触った事が無かったからです。
身体は両性具有でも心は完全に女性なので、出来るだけ触りたく無かったし見たくも無かったのです。
「う〜ん……ねえ、アタシがやったげようか?」
自分の一部に奮闘していたリュディはパルの言葉に顔を上げました。
「こっち来て?大丈夫って、優しくするから♪」
リュディはパルに誘われるまま柵に近づきます。
手をのばしたパルはリュディの肉棒をそっと握りました。
「ぁ」
思わず逃げようとしてしまい、リュディは右手で柵を握ります。
「こやって、皮を下に下げると……ほら、これが亀頭っていうんだよ」
リュディは見た事のない一部の中身をまじまじと見ました。
確かに、亀の頭のような形です。
「男の子はココが敏感なんだよ♪」
パルが亀頭をそろっと撫でると、リュディはひゅっと息を飲みました。