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堕ちていく人妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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高まる欲望-1

〜第10話〜

いくら安全といえども、長居は無用だった。
最大の目的を果たした斉藤は力が抜けた美香を助手席に移動させると、車を走らせた。
「いつまで休んでるんだ・・まだする事が残ってるだろ?」

ずっと「おあずけ」状態で快楽に飢えていた身体が一気に満たされ未だ放心状態の美香に容赦なく斉藤の言葉が響く。

そう、自分が気持ちよくなる為に斉藤がいるわけではない。斉藤を気持ちよくさせる為に自分がいる。
美香は自分だけが気持ちよくなってはいけない。その思いで、気だるい身体を起こし
体勢を変えて最高の快楽を与えてくれた肉棒に顔を近づけていった。

車の中を見られたら・・それさえも今の美香にとっては興奮を高める材料になっていた。
ジュップッ・・ジュッポッ・・ジュップッ・・ンッグッ・・
自分の愛液と斉藤の精液が纏わりついた肉棒を咥えてキレイにしていく。

斉藤は右手でハンドルを操作しながら、左手で髪の毛を撫でたり信号待ちの時は乳首を弄んだりし、咥えながらも感じた時には「んんっ・・んんっ・・」と、声にならない喘ぎを上げる美香の反応を楽しんでいた。

「ふふっ。いいぞ・・美香・・俺の肉棒は・・そんなに美味い・・か?」
肉棒は離さず咥えたまま、コク、コク。と、首を縦に振る。

「今日はもう満足・・か?」
の質問にも、休みなく咥え頭を動かしながら、今度は首を横に振りまだ足りない事を斉藤に伝えた。

それは美香の本心ではなく斉藤の為に首を横に振った。あれほど強烈な絶頂を味わい、さらに何度も達した事で美香自身はとっくに満足していた。

だが、斉藤はまだ一度しか出していない。美香は誰でもない斉藤が喜ぶであろう答えを導きだし選択した。

「だったら・・帰ってからも、楽しませてもらうぜ・・」
美香が首を縦に振ろうが横に振ろうがまだ終わらせるつもりはなかったが、
今日までの調教がどれほどの成果をあげたのか、試してみたかった。

斉藤は今の返事で美香が着実に調教の影響を受け変わり始めている事を確信していた。

数分後、斉藤のマンションに到着した車は停車し、エンジン音が止まる。
ずっと下を向いたまま奉仕をしていた美香も、到着した事を理解し、ようやく身体を起こし口から肉棒を離した。

愛液と精液はなくなったものの、代わりに美香の唾液でヌルヌルになった肉棒をとりあえずパンツの中に終いズボンも穿いた。
「ほら、降りるぜ」

斉藤に促されドアを開けて車から降りたが、最初は下半身に力が入らずフラフラになり歩くのさえ困難だった。
歩きながら足元をよく見ると、足首にまで二人の混ざった液体が垂れていた。
(私・・こんなに感じてたんだ・・)
改めて自分がどれだけの快感を味わったか、さらにはこんな快感は浩二では絶対に与えてもらえない事を、実感していた。

やや遅れながら部屋に入ると斉藤はすでに全裸になっていた。
「ほら、さっさと来いよ・・」

斉藤は風呂場で1度、さらにベッドでもう1度・・熱い欲望の塊を美香の中に吐き出した。
ベッドで2度目の射精を終えた頃には美香はもう数えきれない程の絶頂を味わっていた。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
二人の荒い息遣いだけが部屋に響く。

「ま、雅彦さま・・今夜は・・もう・・はぁ・・はぁ」
下半身は痺れたような感覚になり、上半身も動かす事が困難でいつもの口でする「肉棒へのご奉仕」さえもする事ができなかった。

「はぁ・・はぁ・・ふふっ・・まぁ、いいだろう・・」
斉藤も疲れたのかこれ以上強要する事もせず、裸のまま美香を抱きしめた。

美香は斉藤の腕に抱かれ息を整えていた。
「ふぅ・・ふぅ・・まさか・・こんな日がまた来るなんて・・思ってもみなかったわ・・」
その声色は浩二を裏切った罪悪感に沈んだ声ではなく、むしろ身も心も満たされた幸福感や達成感に包まれたような声だった。

斉藤の返事はなく、ふと見上げると目を閉じ、寝息を立てていた。
「ふふ・・おやすみなさい」
そう言って唇を重ねると、斉藤の温もりを肌に感じながら美香も眠りに落ちた。



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