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Queen Celes
【二次創作 官能小説】

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Present-11

一方で領主は瞳の奥に炎をゆらめかせつつ、セリスを見据えたまま一歩二歩と前へ進み後ろ手に部屋のドアノブを握っていた。


そして彼が大きく前に踏み出すのに合わせて、彼に握られたドアノブが動き
音もなく古びたドアがゆっくりと閉じられていく。





「・・・・・・・」




その間セリスは声を発することもなく、無言で領主が迫ってくるのを見つめていた。


胸の鼓動は次第に早鐘のように一層高まり、息遣いは小刻みに早く荒いものに変わっている。


これから自らに襲いくる事態を予測しつつも、
心のどこかで胸をときめかせる自分がいる。

本当に久しぶりの感覚だった。




そして領主がもう1歩前に踏み出した時、
部屋のドアが完全に閉じられた―――――












―――キィィィ・・・・・


―――パタン・・・・・・







££££££££££££
††††††††††††


―――本館・パーティー会場



―――ザワザワ・・・ガヤガヤ・・・・



「―――それではエドガー陛下、どうぞこちらへ。お部屋にご案内いたします」


本館でのパーティーが漸くお開きになろうとしていた頃、
様々な人々(女性が圧倒的に多かったが)との会話に興じグラスを空けていた “酒豪”エドガーにもそろそろ酔いと眠気が襲ってきた。


それを見計らったかのように館付きの侍女が数名エドガーに歩み寄り、事前に準備していた国王専用の寝室へ案内を買って出だ。

無論これも事前に領主が準備させていたものだが。



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