「説得」-2
「ゴムしてないぜ。生でいいんだよな・・?」
男が避妊具など持っていないことは最初から分かっていたが、あえて確認してくる。弘子は男の性格を少しずつ理解し始めていた。人妻である自分が答えに困るような言動をして、お互いの興奮度を高めようとしている。確かに夫を裏切っているという背徳感が、自分の性感を高めていると思った。
「え、遠慮しないでください。今はあなたが夫なんですから・・。それにあなたのは大きすぎて、ゴム付きだと私も痛いかもしれません・・。お願い、避妊なんていいから、あなたの気が済むまでいっぱいして・・」
弘子は顔を伏せたまま男にそう伝えた。その直後、熱を帯びた肉棒がズズッと膣のヒダの間を通り抜け、一気に子宮口まで貫かれた。
「あっ!!ひ、ひぃ〜〜〜!!!」
弘子はたまらず歓喜の声をあげた。この子宮口まで貫かれた時の衝撃と快感は、一度味わってしまうと癖になってしまう、弘子はそう感じていた。一方、男はそのまま動かずに弘子の反応を楽しんでいる。
(す、すごすぎる・・。こんなの・・。あの人のではこんなに感じなかった・・)
弘子は夫との行為では正常位と後背位のみ経験していた。弘子がこれまで体験してきた男は夫1人のみであった。真面目で貞操観念の強かった弘子は、大学時代に初めて付き合った今の夫とそのまま結婚し、一度も浮気することもなく過ごしてきた。
弘子は新婚当時、夫の求めに対して後背位でしたことは何度かあったが、ほとんど感じることも無く、何より犬のような屈辱的な格好が嫌で、それ以降は後背位での繋がりを拒んでいた。
「弘子、さっきの風呂場とどっちが感じるんだ?」
男はそう言いながら、膣ヒダの感触を楽しむように肉棒をゆっくりと引き抜いたかと思うと、勢いよく子宮まで貫いた。その後、弘子に覆いかぶさっていた状態から膝立ちの体勢になると、両手で豊かな尻肉をがっちり掴み、ゆっくり深いストロークを繰り返した。
「あっ、あっ、ひぃ〜〜〜!!すっ、すごい〜〜!!バッ、バックがこんなに感じるなんて・・。な、なんで? あんっあんっあんっ!あぁ〜〜〜ん!! ・・・あ、あの人と全然違う・・全然・・。なんで、なんでバックがこんなにいいの〜〜!!」
しばらくそのストロークを続けていると弘子が狂ったように喘ぎだした。その後、ズンッ!!と男は最奥まで一突きすると再度弘子に覆いかぶさり、弘子の両乳と乳首を優しく愛撫し始めた。さらに弘子の背中を下から上に男の舌が優しく舐め上げていく。
「す、すごい・・。背中もすごく感じます・・。もっ、もっと舐めてあなた・・。あぁ〜〜ん。も、もう嫌ぁ〜〜。そんなにされたら私、私・・」
弘子の反応に男はニヤッと笑うと膝立ちの体勢になり、激しいピストン運動を開始した。その動きにはもう何の遠慮も無く、パンッ!パンッ!パンッ!と弘子の尻に自分の腰を打ちつけた。弘子は歓喜の涙を流しながら喘いでいる。
男は弘子の様子をしばらく伺いながら、頃合を見て両手の掌で弘子の豊満な尻を打ち始めた。ピシャッ!ピシャッ!!とスパンキングするたびに、弘子の尻に掌の赤い跡が残る。尻を叩かれながら子宮を激しく突かれる度に、弘子は目の前に火花が散っていく感覚を覚えていた。さらに男は背中を優しく舐め上げる行為と獣のようなピストンとスパンキングを何度も繰り返し、弘子を絶頂に追い込んでいった。
「あひぃ〜〜!!も、もっと!もっと弘子を叩いてください〜〜!!あ・・、あ・・、あっ! い、イきそう・・、イきそうです!あなた、ごめんなさいっ!私、もう・・、もう。あぁ〜〜〜ん!!」
「おい、弘子。もうイクのか!?よしっ、イク前に中出しをおねだりしてみろっ!!」
「ひ、避妊なんていいから、弘子の中にいっぱい出してぇ〜!!あっ!?イ・・、イクイクッ!!イクぅ〜〜〜〜〜!!!!」
ヌルヌルのヒダが痙攣によって、肉棒をきつく締め付ける。弘子は顔をシーツに押し付け、全身を震えさせながら絶頂を迎えていた。男は弘子の反応を堪能しつつ、構わずにきつい膣内を激しく往復する。
「へへっ。処女みたいな締まりして、中出しまでせがみやがって・・。悪い人妻だぜ・・」
男は震える弘子の尻肉をピシャッと叩く。弘子の尻は男の力強いスパンキングにより赤く腫れ上がっていた。
「お前は肌が白いから、叩きがいがあるな・・」
最後に奥まで一突きすると肉棒を淫穴から抜いた。男の肉棒は弘子の体内にすでに2度放出していたこともあって、まだ余裕を見せていた。
男は四つん這いのままになっている弘子を仰向けにし、優しく横たえた。男は弘子の横に添い寝してこちらを向かせ、絶頂を迎えた後の弘子の顔や髪を撫で続けた。ほどなくして、絶頂後の余韻に浸っていた弘子がうっすらと目を開けた。
「わ、私・・。すごく乱れてしまったみたいで、恥ずかしい・・」
「弘子みたいな乱れ方が一番いいよ。何にも感じない女だとこっちも萎えてセックスなんかできねぇしよ。お前みたいに恥ずかしながら乱れるのが俺は一番好きだぜ・・」
「あ、ありがとうございます・・」
まっすぐに見つめてくる男に対し弘子はうつむいた。その時、弘子の視線の先に勃起した男の肉棒が目に入った。
「だ、出したのに、まだ大きいままなんですか!?」
驚いた弘子は男に尋ねた。
「いや、俺はイッてないぜ。もう2発出したから今度は長持ちすると思う。それにもう出さなくても、弘子さえイケれば俺はいいよ」
「そ、そんな・・」
弘子の心は激しく動揺していた。弘子の夫は自分だけが果てると、すぐさま弘子に背を向け寝てしまっていた。男という生き物は自分だけが満足すればそれで終わりなのだ、とこれまで思っていた。