「説得」-1
どのくらいの時間が経ったのであろうか。弘子は気が付くと、男によって浴室に寝かされており、全身に暖かいシャワーをかけられていた。
「大丈夫か?弘子?」
「あ・・、ありがとうございます。あなたは寒くないですか?」
「ああ。俺はいい。気が付いて良かったよ」
初めに襲われた時の男の恐怖とは全く違う優しい言動に、弘子は心を奪われていた。先ほどのベッドで無理やり犯された後に感じたような後悔は感じなかった。
「も、もう大丈夫です。あなたもシャワーを浴びてください」
男は弘子から離れ、シャワーを浴びた。
「俺は先にあがるよ。弘子、もし風呂に入りたかったら、ゆっくりしてこいよ」
男が浴室から消えしばらくは呆然としていた弘子であったが、ゆっくりと自分の身体を洗い始めた。膣内に残った大量の精液を出来るだけ取り除き、股間全体を入念に石鹸で洗った。この後の行為で男に愛撫されるかもしれないと思ったからである。長いセックスレスからようやく開放され、火の付いてしまった弘子の熟れた身体は、すでに次の行為を期待していた。
(次は、いきなりバックから激しくやるか・・。いや、その前に騎乗位も・・。くそっ、ビデオカメラがあれば・・)
ベッドに寝転がり弘子を待っていた男はこの後のセックスを想像し、すでに股間を大きくしていた。部屋全体の明かりは消し、枕元の明かりだけをつけている。ほどなくして、弘子がバスタオルを身体に巻いたまま部屋に戻ってきた。
「弘子、待ってたぜ。こっちに来いよ・・」
男はベッドに仰向けに寝そべっており、すでに勃起した肉棒が弘子の目に飛び込んできた。弘子はベッドの傍らまで歩み寄ると、バスタオルをゆっくりと外した。
(すごい・・。もう2回も出したのに、まだこんな・・)
恥ずかしそうにベッドに上がってくる弘子を見て、男の肉棒はさらに硬度を高めた。弘子の身体を引き寄せて寝かせると、掛け布団をかぶせ、お互いに横向きで向き合った。興奮した男はすぐさま弘子の身体に密着した。
熟れていながらも張りのある弘子の豊乳は男の胸板に押しつぶされ、下腹部には勃起した肉棒がこすり付けられる。男は弘子に口づけをし、自分の舌を弘子の口内に入れた。男が弘子の舌を吸い上げようとすると、弘子も恥ずかしながら舌を絡めてきた。
クチュッ、クチュッ・・。ベッドの中で布団をかぶったまま、まるで新婚夫婦であるかのような濃厚なキスは20分以上も続いた。途中、男が何度も「さっきのセックス良かったぜ」、「生で良かっただろ?」、「俺のザーメン熱かったか?」などと卑猥な言葉を交わしながらキスを続けた。
弘子はその度に素直に答え、キスの途中からは男の命令に従い、弘子の唾液をつけた手で肉棒をしごき始めた。完全に勃起した肉棒は、男のガマン汁と弘子の唾液でヌルヌルの状態でしごかれ続ける。
「よし、弘子!四つん這いになれ!」
男は勢いよく掛け布団をめくると、弘子を四つん這いにさせた。すぐさま後ろから男が近づいてくる。弘子はこのまま挿入されるものと思っていた。
「あっ!やんっ!そ、そんな・・」
男も四つん這いの姿勢になり、弘子の股間を舐めてきたのである。しばらくクリトリスをしゃぶった後、舌を膣内に侵入させてきた。弘子にとってはこのような姿勢での愛撫は初めてであった。お互いが犬のような姿勢で陰部を舐められている・・。すでに弘子の膣穴からは大量の淫汁が溢れ出していた。
「あうぅ・・。そ、それいいです・・。すごくいい・・」
ジュボッ、ジュッ、グボッ! 男が膣穴に指を2本挿入させ、ヒダを擦りながら前後に往復する。指でのスライドを続けたまま、男の舌は弘子のアナルに近づいていく。
「そ、そこは・・、いやです・・。あんっ!恥ずかしい・・。あなた、お願い・・。やめて・・」
弘子は腰を捻って逃れようとしたが、男の片腕が弘子の腰をがっちりと抱え込んだ。アナル入り口を執拗に舐め回した後、さらに舌を中にまで侵入させる。ヌヌ・・、ヌルッ。強引に進入した男の舌がアナル内部の壁を這い回る。
「駄目っ!駄目っ!!そんなの汚いから駄目ぇ〜〜!!」
「綺麗なアナルしてるじゃねぇか・・。こっちは未使用だな」
弘子は四つん這いのままベッドのシーツをギュッと掴み、しばらくの間、ひたすら男の愛撫に耐え続けた。膣から湧き出る快感とアナルからこみ上げる違和感。その2つの感覚がしばらく続くうちに、弘子は一刻も早くセックスがしたいと思わずにいられなかった。
先ほど見た肉棒を思い出すだけで、膣内からいやらしい汁が湧き出てくるのが分かる。弘子はこの男によって自分の身体が徐々に開発され、このままでは人妻として引き返せない程の深みにハマって行きそうな予感を感じた。しかしそんな心の不安の一方で、身体はもう待ちきれない状態だった。
「あ、あなた・・、お願い・・。私、もう・・」
弘子が四つん這いのまま顔だけを男に向け、哀願する。
「おい、弘子。そんなエロい顔すんなよ。最初はあんだけ俺の誘いを断ったくせによ・・」
男はそう言いながら、グチュッという音を残して指を膣から引き抜いた。そしてゆっくり起き上がり、弘子の背中に覆いかぶさっていく。
「だ、だってあの時は・・。ごめんなさい・・」
男はなるべく弘子に体重をかけないように配慮しつつ、跡が残るのではないかと思うぐらいに弘子の胸を力強く揉み始めた。
「痛いか・・?」
「いっ、いえ・・。あなたの好きになさって・・」
男は弘子の胸を鷲掴みにしたまま、完全に勃起した肉棒を膣穴にあてがった。
「あんっ」
弘子は嬉しさのあまり声をあげてしまったことに気づき、恥ずかしさでシーツに顔を埋めた。もうこのまま一気に子宮まで貫いて欲しかった。