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ハツミ
【OL/お姉さん 官能小説】

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ハツミ-2

「ちょっと待って!部屋に入る前に。」
鍵を空けようとする彼が
「なぁに??」
と振り向く。
「名前くらい名乗ってちょうだい??私はお姉さんじゃなくてハツミ。」
「なるほど!俺は…」
と言いながら私の唇に彼の唇が触れるか否かという所まで顔を近付け
「…トモキ」
と囁くと唇を重ね合わせた。


鍵を空け部屋に入ると確にベッドの真横には大きな鏡。ベッドの奥の壁が全て鏡になっているようだ。
その鏡の前のベッドにダイビングすると
「さてフィッティングの始まり!」
と言ってトモキはベッドに座り直し、さっき店で買ったリボンを取り出し私に手渡した。
結んで結んでっと身振りで示すと私に背を向け鏡の方を向く。
私が結びやすい様に軽く下を向いたトモキ。
トモキの長く伸ばした襟足を束ねているゴムの上からリボンを結ぶとトモキは私の方に向きなおり
「どぉお?これで完璧??!!」
と聞く。
私は只の冗談が本当になってしまった事がおかしくて、ベッドに座るトモキの横に笑いながら転がった。
「なんだよぉ〜、リボン結んだら完璧っていったのはハツミだよぉ??!はぁぁ〜」
と溜め息をつくと転がった私の上に覆い被さってきた。

「ハツミお姉さんは可愛い男の子がお好みかと思ったんだけど、可愛いだけじゃだめなわけね?」
そう言うと私の顔中にキスを降らせる。
唇、頬、額、瞼の上にまで。
「こうなったらハツミには俺の良さ全てをわかってもらおうかな〜!」
少し意地悪な表情を浮かべたトモキは私の服を脱がしにかかった。
仰向けに寝かされ、トモキが私にまたがったままコートを脱がされる。
コートをベッドの下に落とすとシャツのボタンに指をかける。
起用にボタンを外していく。

―長くて綺麗な指…

そぅ思っているとトモキが私の首筋に唇を寄せた。突然の事で少しビクッとしたのがトモキにもわかってしまったかも知れない。
シャツのボタンが外れる度に唇は下へと下がる。鎖骨の下に唇が届いた時トモキが不意に舌で私の肌をなぞった、かと思うと唇を押し付け強く吸う。
更にボタンを外し唇を寄せる。
私はずっとトモキにみとれていた。
指も唇も、肌にかかる吐息も、私の体を熱くするトモキの仕草1つ1つに。
シャツを脱がし終え、膝丈のタイトスカートにトモキが手を伸ばす頃には私の肌には無数のトモキの残した印が刻まれていた。
スカートを脱がされるとトモキは大股にも唇を寄せる。
私はこの時初めて自分の息が荒くなっていた事に気付いた。胸を上下させ、唇を割り、与えられる刺激に反応して指がシーツに掴む。「ト…トモキ」
私が名前を呼ぶと上目遣いで此方を見る。
「ん?どしたの、ハツミ?」
「ううん、何でもないの。名前呼びたかったの…」
「そう。ハツミの事、全部見てもいい?」
そう言って私が返事をするよりも先にブラのフロントホックに手をかけた。
「待って。トモキも…」
私は起き上がるとトモキのジャケットの下のシャツのボタンを外し、ジャケットごとシャツを脱がせた。自分でも待ちきれなくなって焦っているのが解った。
それをトモキも知ってか知らずか、私のブラを外し再びベッドへと押し倒すと露になった膨らみに唇を寄せる。じらすように膨らみの頂点の周りだけに固くした舌で円を描く。
その間に手はパンティに伸び、するりと私の脚から抜き取る。
すると様子を伺うように私の顔を覗きこんだ。
私はもうじらされる事が限界だった。


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