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女将の露出教育
【性転換/フタナリ 官能小説】

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第四章-1

夜も更けてくると、窓の外からの嬌声は、ますます盛んになるばかりだった。
結局ゆりに舌でイかされてしまった紗夜も、そんな声に耳を傾けながら、もじもじと足をこすり合わせる。
あやめは、素知らぬ顔でベッドを整えていた。
「あ、あやめさん…」
意を決して、紗夜が声を掛ける。
「はい。いかがなさいました?」
「あの…下の…露天風呂に…」
「ああ、ご案内いたしましょう」
あっさりと答えると、部屋の外へと案内する。紗夜はどきどきしながらついて行った。

「こちらでございます。ごゆっくり、どうぞ」
露天風呂の入口に着くと、あやめは頭を下げてそのまま去ろうとする。
「ま、待って!」
慌てて袖を掴んだ。
「はい?」
あやめは素知らぬ顔で、首を傾げた。
「い、一緒には…入ってくださらないの…?」
「背中をお流しすれば、よろしいですか?」
「そうで…なくて…」
言い淀んだところで、先を促すようにあやめが微笑む。ああ、わかってるんだ、と紗夜は思った。そして、願いを口にする。
「あやめさんも一緒に入って…皆さんの前で…私を…犯して…」
言葉にしただけで、ぞくりと快感が走る。あやめが優しく微笑んだ。
「そうですね…」
紗夜は、期待を込めた目で見つめた。
「では、まずはここで浴衣を脱いでくださいませ」
「え…?ここ、で…?」
廊下である。ここが特殊な旅館で、今もあちこちから喘ぎ声が聞こえてくるとはいえ、さすがに廊下で裸になっている客などいない。透けた着物を着用した従業員たちですら、部屋か風呂以外で脱いでいる様子はない。
紗夜も先ほど醜態を晒してはいるが、一応は部屋の露天風呂で、命令された上での行為を覗かれた、という体裁を保ってはいた。
「見られるの、お好きなんでしょう?さっきだって、ゆりに見せて悦んでいたではありませんか。せっかくですから、もっと皆様に見せて差し上げては?そこまでするような変態でしたら、お可哀想ですものね、お望み通りにいたしましょう」
紗夜はわずかに青ざめた。この一線は、自分の何かを変えてしまう気がする。
「どうなさいます?」
重ねて問うあやめの声を聞いた時、露天風呂の脱衣場から宿泊客が一人出てきた。
「あ、さっきの貴賓室の人だー。女性型が変態って、ほんとなんだねー」
軽く言うと立ち去る。あやめが笑う。
「すでに、変態だったみたいですね」
「…はい」
ならば、いい。すでにそうだというなら、今さら何を戸惑うことがあるのか。あの快楽を、あれ以上の快楽を求めたい。

するすると、紗夜はその場で浴衣を脱ぎ落とした。


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