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Queen Celes
【二次創作 官能小説】

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Portrait-7

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―――コッチ、コッチ、コッチ、コッチ・・・・・


「そろそろか・・・・・」



王妃セリスが画家の案内で美術館の展示室に足を踏み入れてから約1時間。


時計の針が時を刻む機械音のみが聞こえる室内の静寂を断ち切るように、
アウザーはおもむろに腰を上げた。



今アウザーがいるのは美術館の部屋の片隅にある貴賓室。

サウスフィガロに滞在中のアウザーの根倉でもある。
そう、実際にセリスが美術館を訪れるまでの。



そしてアウザーが向かう先はセリス達が見学中の展示室。





(そろそろ“あの絵”と同じ構図を再現し始める頃だろう。楽しみだ・・・・)



アウザーの口許に満足げな笑みがくっきりと浮かび上がる。


“あの絵”とは、

以前画家がアウザーに見せた2枚のうちの絵の1枚。

セリスを

“想像の中の構図”

で描き出し八割近くまで完成した作品であり、
今はセリス達のいる部屋の壁に白い布を被った状態になっている。


そして残るもう1枚の絵は――――












―――ガチャッ・・・・・


―――ギイィ・・・・




アウザーは貴賓室に隣接する部屋の扉を開く。

そこはアウザーの臨時の寝室であり、つい最近密かにジドールから運ばせた
“もう1枚の絵”
が壁にかかっている部屋でもあった。





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